「ハイッ!」という返事
言葉使いや返事の仕方は、ホントその人をよく表していると思います。「ハイッ!」の返事ひとつとってみても、その時の心の状態が如実に表れます。メラビアン法則ではないけれど、人間は言葉のやり取りをやっているようで、その言葉の奥にある感情のやり取りをしているのだと思います。
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私自身、(営業マンなので)人にモノを教えることや伝えることが多いので、「ハイッ!」の返事ひとつで聞いているか、分かっているか、がなんとなく分かるようになってきました。
なんていうのでしょうか、言葉が全く入らない人っていうのがいるわけです。逆に、全く言葉が入ってこない人もいます。本人は一生懸命に話しているにもかかわらずに。
「ハイッ!」という返事の面白いところは、何も「分かりました」という意味だけでは使わないこともあるということです。
例えば、何かしらの注意を受けた場合、「ハイッ!」とは言いつつも、もうこれ以上注意しないでくれ、もう聞きたくないという意味でも使ったりするのが人ってもんです。非常に厄介ですね。
その証拠に、注意をしてちゃんと返事をする割に、このような返事をする人は、同じような間違いを繰り返します。何度注意しても改善することはありません。
性格なのか何なのかよく分からないのですが、一番損をするのは自分なのに、つまり、仕事で失敗するわけですから、それなのに人から言われること(注意されること)の方がそれ以上に許せないのでしょう。多分?
カテゴリー分けしたくないのですが、このようなタイプの人は、他人によってこの人の話しは聞くとか、聞かないを決めています。なんていうのでしょうか、自分が認めた人の話ししか聞かないという感じです。
物事を全て自分基準で決めていくのは構わないのですが、そもそも他人の話しを聞けないその自分が、誰の話しを聞くかを決めている時点で誰の話しも聞かないと決めていることにすら気づけないという。
ただ、こういう人って返事”だけ”はいいんですよね、何故か?
マルクス・ガブリエル「わかりあえない他者と生きる」
ケヴィン・ケリー「5000日後の世界」
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