美容室の経営取り組みから思うこと


上手くいっているサービス、売れている(ヒット)商品の数々。上手くいっている、売れている、という結果だけを見てしまうと何事もなくスムーズにいった印象を受けてしまいます。ところが実際は、そのサービスや商品に携わるあらゆる人間の悪戦苦闘(試行錯誤ともいう)の連続の結果によってもたらされたものが多いように感じるのは私だけでしょうか!?

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「知られざるヒットの裏側」みたいなコンテンツすら商品になってしまうわけで、表面的には順風満帆に進んでいるようなものであっても裏側に目を向けるととんでもなくギリギリで物事を進めている場合だってあるわけで・・・

結果的にヒットすれば、それまでの苦労などはひとまず報われるわけですが、それでもそのヒットひとつでそれ以降永遠にやっていけるほど商売は甘くないわけで。

商売においてヒットを飛ばすことが目的ではありませんが、商売を継続する、継続できるためには、兎にも角にも悪戦苦闘の連続と数えきれない試行錯誤の積み重ねなんだろうと思います。

間違いなく、そこから逃げたところから衰退がはじまっていくのではないかと思う次第です。


理容業美容業 経営取り組み事例

日本政策金融公庫 2021年第4四半期
日本政策金融公庫は、「生活衛生関係営業の景気動向調査」とともに四半期ごとに経営取り組み事例を発表している。最新の2021年第4四半期の事例と直近1年間の理容業美容業の事例を掲載。

(中略)

【美容業】
2021年第4四半期
・お客様の無料送迎サービスや無料のお顔剃りサービスを実施するとともに、眉カットやメイク直しなど、メイク全般の相談対応に取り組んでいる。(石川県)

・新しいトリートメントメニューの導入や、感染対策のための店内改装を実施するなど、新規客(若者層)の集客に取り組んでいる。(滋賀県)

2021年第3四半期
・従来の電話予約に加え、LINE公式アカウントからの予約受付も開始したところ、「24時間いつでも予約ができて便利」とお客から好評である。(青森県)

・店内を個室風にリニューアルしたところ、コロナ禍での3密回避のニーズにマッチしたのか、予約増加につながった。(千葉県)

2021年第2四半期
・コロナ禍の影響を少しでも軽減するため、予約中心の営業スタイルに切り替えている。加えて、お客様の利便性向上のため、LINEでの予約受付を始めた。(香川県)

2021年第1四半期
・来店サイクルを早めるため、会計時に使用期限を区切った次回割引券を配布している。(岐阜県)

・SNSの活用においては、お客様とのコミュニケーションを重視している。「いいね!」の拡がりで新規客も増えている。(鳥取県)


以上引用。


仕事柄、美容室経営に触れることが多々あります。現在、数軒の美容室がヒットを飛ばすべく、先行投資して新たな事業展開に踏み切ったところと一緒に仕事をしていますが、それにしてもヒットすれば「知られざるヒットの裏側」になりますが、失敗すればただ借金が残っただけになります。

でも、多くは失敗だらけなんだろうと思います。失敗は、表面には出てこないので。出てくるのは、「知られざるヒットの裏側」とともに成功事例だけですから。

まあ、成功するか失敗するかは分かりませんが、何かに取り組む美容室と一緒に仕事するのは楽しいけど厳しい(自分に要求される仕事の難易度も上がるので)というところが私の感想です。





東浩紀「ゲンロン戦記」





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