美容室はヘッドスパよりヘアケア
最近の美容室での人気メニューといえば、髪質改善、ヘッドスパ、縮毛矯正、インナーカラーといったところで安定した需要があるのは白髪染め、となるようです。美容室でもヘッドスパの需要を取り込もうと必死なようですが、実際にはエステサロンに見事にその需要は持っていかれているように思います。
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それもそのはずで、ヘッドスパでお客が求めているのはリラクゼーションです。リラクゼーションというワードで美容室を連想する人ってどれだけいるのでしょうかね?
美容室というワードから連想するものって何なのでしょうか?
ヘッドスパを美容室でもやってもらいたいというのは、単純に毛髪や頭を取り扱うからに過ぎません。例えば、ドライヘッドスパ。もちろんエステサロンでも展開していますが、その代表例はなんといっても「悟空のきもち」ではないでしょうか。
ドライヘッドスパにしても「頭の整体」という展開から、悟空のきもちはもはや「頭専門」という位置というか地位を確立しています。
悟空のきもちの登場から本家でもある?整体でもドライヘッドスパを展開しているようですが、これも美容室のヘッドスパと同様にお客のニーズを満たすものではない。
美容室のヘッドスパ、整体のドライヘッドスパ、双方に共通するのは、単に技術を売ってしまっている。もっといえば、技術に走っている。
エステサロンのヘッドスパ、悟空のきもちのドライヘッドスパ、双方に共通するのは、お客のニーズを満たしている。
冒頭に美容室の人気メニューのひとつとしてヘッドスパを書いたものの、定期的に美容室で技術を受けている人は1割も満たないという話しも聞きます。
やはり、美容室は、頭皮といよりは「髪の毛」を扱うところなので、スタイルをつくることと同様に、ヘアケア、つまり、髪質改善こそが美容室ならではだと私は思います。
薄毛、養毛、育毛、発毛、頭皮ケアというものに取り組む美容室もあるようですが、それはそれで構わないのですが、もはや美容室がそれに取り組む姿勢を見せる時代ではありません。
専門店にはじまり、飲み薬で薄毛の改善をする時代です。それに、髪が生えるとか抜ける、薄毛に関することは未知の部分が圧倒的に多すぎます。
なんでもかんでもエビデンスを求められる昨今では、美容室には荷が重すぎると感じるのは私だけでしょうか?
「餅は餅屋」ではありませんが、美容室はヘアスタイルを売り、そして、その土台となる髪の毛の状態をいかに健康(技術が出来る状態)に保つのかといったヘアケアを売ることに徹底するのが当たり前であり、それこそが一番効果的だと思います。
人気があるものと実際に売れているものは、ちょっとばかり違うのでそこは注意が必要かなと。
佐藤航陽「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」
ケヴィン・ケリー「5000日後の世界」
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