あるヘアケアメーカーとインフルエンサー
インフルエンサー(SNSでの情報発信によって世間に対して大きな影響を与える人物の総称)という言葉を数年前から頻繁に聞くようになりました。それに付随するものとしては、やはりインフルエンサーマーケティングでしょうか!?
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インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーにブランドの製品やサービスを紹介してもらい、消費者の態度変容や行動変容を促すコミュニケーション型マーケティング手法のこと。
元々から、「個(美容師)」を重視していた美容室にとって、組織に属するとか何かの媒体に頼ることなくSNSによって「個」を発信できるようになったので、美容室(美容師)とSNSの相性は非常に良いのだろうと個人的には考えておりました。
以前からもあるカリスマ美容師にしても、〇〇美容室の誰々というよりは、世間一般には誰々が認知(人気ではなく)の対象となっていました。
なので、とにかく「個」なのが美容室であり美容師というのが私の印象です。もちろん、そんな人ばかりではないので美容室自体も細分化されています。低料金の大型チェーンで働いてインフルエンサーとかって聞きませんよね!?(いたらゴメンナサイ)
まあ、独立志向が強いとでもいうのでしょうか、美容室の多くは個人経営美容室なので、「個」イコール「美容室」なのだろうと思います。
美容室にとって、その美容室の何を売っていきたいのかという目的によっては、スタイルなのか、商品なのか、美容師自体なのか、それぞれにあると思います。
とはいえ、美容室も美容師もやはり「スタイルをいかに売るか」だと思うので、美容師のインフルエンサーに群がるのはやはりその取り巻きであり・・・
『ヘアケアメーカーがインフルエンサー美容師を増やす仕組み作り 企業が別角度からアプロ―チ』
社員の自分らしさを活かし自社商品の魅力を代弁する「社員インフルエンサー」。店に行けば会える販売員や美容師が発信することで、お客さんは商品を身近に感じることができる。どんな業種が向いているのか。(後略)
以上引用。
以前、聞いた話しなのですが、インフルエンサーが最も大切にしている部分が「自分が好きかどうか」であり、自発的であること。
つまり、インフルエンサーだということは支持者があってこそのものであり、何故インフルエンサーになり得たのかを一番理解しているのがインフルエンサー自身だということ。というか、そうでなければならないのでしょう。
ファンを裏切れないみたいな感覚なんでしょうかね?
なので、支持者からするとインフルエンサーがいきなり脈略もないものを紹介したり、PRと分かっていたとしても商品を紹介したりすると急にファンではなくなるといいます。ステマといってしまえばそれまでですが。
今回の記事では、ミルボン(美容メーカー)がインフルエンサーを増やす取り組みということのようですが、つまりは、ミルボンが売れるが目的ということ。ただ、そこにインフルエンサーになるように応援するということで美容師との利害関係が一致している形となっている。
商品自体のクオリティよりもいかに売る仕組みを作るかというマーケティングに注目が集まっているように思えます。個人的には、商品クオリティとマーケティングは切っても切れない関係にあると考えているのでそこにこそ注意が必要なのだろうと思います。
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