コロナ禍“だから”は本当なのか?
コロナ以前(こんな書き方は嫌ですが)からも美容室における来店サイクルの問題は、普通にありました。美容室の抱える問題の大半は売上であり、それはつまり集客の問題ということでもあります。そして、来店サイクルの問題は、集客の一部でもあります。なので、コロナ云々に関係なく日頃からこの問題に取り組む必要があるわけなのですが・・・
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『理美容室を利用しない女性が13.6% 潜在需要は330億円(NBBA調査)』
コロナ禍で、サロンから足が遠のく女性客が増えている。
全国理美容製造者協会(NBBA)の2021年サロンユーザー調査によると、1年間にサロンを一度も利用していない女性は13.6%で、国内人口から拡大推計すると約668万人に上る。
一方、サロン平均利用回数については、若年層の利用がコロナ前の水準に回復しつつある。(後略)
以上引用。
そもそも、コロナ禍“だから”サロンから足が遠のいているのでしょうかね?
コロナ禍だからといってしまうと、なんだか「そうだよなぁ」と分かった気にはなるのですが、それっていうのは疑問というか課題を別の言い方に置き換えただけなのではないかと思います。
確かに、2020年4月前後、つまり1回目の緊急事態宣言が出されたときは、多くの人が理美容室の利用を控えたと思います。また、これは現在でもそうですが、職業によっては、例えば、医療関係の方々は強制的?に理美容室の利用を止められているところもあるでしょう。このように美容室への来店が遠のくような原因がある程度分かっていることが大切だと思います。
ということは、それから2年以上が経過しており未だにコロナ禍だからは通用しないのではなかと思います。厳しいけど。
私がいえた義理ではありませんが、とくに美容室は飲食店とは違って「社会生活の維持に必要な施設」ということで営業は継続できましたからね。2年という時間がありながらその時間でどのような取り組みをやってきたのかが問われているかもしれません。
なので、来店しない、来店サイクルの長期化、といった問題から真正面から取り組むしかなさそうです(もちろん取り組んでいないところなどないでしょうけれど)。それと、たった1割ちょっとの人間しか美容室を利用しないというのは有難い話しですし、物凄い認知度と利用率だとも思うのですが。
中室牧子・津川友介
「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
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