検索の落とし穴


「ググる(グーグルで検索をするという言葉を略したも)」なる言葉が普通に使われるようになり、スマホやPCを利用して検索することが当たり前となっています。例えば、何気ない会話の途中でもその会話の中で分からない、知らないことがあればスマホを取り出しその場で検索することも含めて会話というかコミュニケーションとして成立しています。

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検索すればありとあらゆることが分かるようになっています。ホント、便利な世の中になったものです。

ただ、簡単に検索できるからこそ見落としてしまうこともあると思うのです。

もちろん、私も分からない、知らないことがあればとにかく検索します。しかし、検索結果に対しての判断がなんとも難しい。正しいのか正しくないのか。

学術的なことになればなるほどとにかく判断が難しい。というか、基礎的な知識がなければそもそも何をどのように検索すればいいかも分かりません。

先日もある人から身体の調子が悪いということで、自分なりにどのような病気で、どのような治療があって、ということを調べている(検索)という話しを聞きました。

でもこれってどれだけ調べたとしても何も分からないと思うんです。そもそも医者って誰もが簡単になれるわけではありませんよね?というよりも、医学に携わっている人間って世界中にどれだけいるんでしょうか?見当もつきません。しかも歴史も長い。

だからこそ素人ごときがネット検索して辿りつく内容などたかがしれていれているわけです。しかも、その内容を読み解けるわけがない。素人が素人という自覚がないことが一番怖いというか厄介というか・・・「無知の知」ってやつでしょうかね?

そんな無駄なことをするくらいなら医者に診てもらえば一発で済む話しなんですが、それをしない人って結構多いように思います。これは医学的な問題に限らずです。

所詮は、自分の教養と知識レベル、そして、経験といったものに応じてしか情報も入ってこないし、検索することも出来ないわけです。

知らない、分からないことを調べるクセは大切だと思います。しかし、それ以上に基礎的な知識と教養を身につけることはもっと大切なことだと思います。

最悪、医学的な事柄であれば手遅れなんてケースもあり得るのでそこは気をつけたいところです。





山本健人「すばらしい人体」





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