2021年の理美容サロン市場は?
先日も福岡に出張で、顧客である美容室に定期訪問に伺ったわけですが、なんとも都合よく?美容室は、都市部と住宅地周辺に分散しておりまして、それぞれに「最近は(コロナの影響とか売り上げとか)どうでしょうか?」というアプローチから入るわけですが、まあなんとも厳しい状況のようで・・・
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都市部にある美容室は、売り上げもコロナの影響もまだまだあるとする一方で、住宅地にある美容室は、どちらも影響は限定的であり、コロナ前とあまり変わらないといった感じのようでした。
お店のパワーといったものもあるようですが、よくいわれるところの場所、立地によっても影響の差は、多少はあるようです。
ということで以下をどうぞ。
『理美容サロン市場(2021年度)は2兆470億円』
矢野経済研究所は「理美容サロン市場に関する調査」(2022年)を実施し、その概要を2022年5月16日発表した。2021年度の理美容サロン市場は2兆470億円(前年度比103.9%)。
市場規模はコロナ禍前の2019年度比96.3%で、まだ開きがある、と分析している。
同調査は大手理美容サロンを中心に調査。注目のトピックとして、出店政策の変化をあげている。
コロナ禍の影響が続き、都市(中心)部への人流が減少した影響で、同エリアに立地する理美容サロンの業績は大きな影響を受けた一方で、ターミナル駅から広がる住宅近接地エリアのサロンや、住宅地周辺に立地するサロンは業績への影響も軽微に留まった、としている。
その結果、出店に際してはソーシャルディスタンスがとれる店舗の広さが求められることなどから、「今後の出店政策ではコンパクトで収益性を追求できる店舗の在り方が主流となる」と分析している。
また、2022年度の理美容サロン市場は、事業者売上高ベースで2兆600億円(前年度比100.6%)、コロナ禍前の2019年度市場規模に近いところに戻るまで、数年間は微増傾向で推移すると予測した。
以上引用。
2021年度の理美容サロン市場は2兆470億円で、前年度比103.9%というのは、私にとっては結構意外でした。なにせ私の会社では、2020年と比べると2021年が悪かったので。
コロナはコロナで大変ですが、いつも書いているようにとくに美容室は、市場規模が縮小する一方で店舗が増加傾向というなんとも微妙な状況にあるわけです。
減少するパイを増加する店舗で奪い合っているわけですから、過当競争も過当競争。
美容室は、技術の質が勝負にならない時代ですから、美容室自体の価値で勝負すべきであり、それはつまりそこで働く人の価値でもあるわけですが、とはいえ現状では、安売り店の勢い、または、会話なしメニューが話題になるという、更に過当競争が進むような状況になっているように思えます。
しかし、これはあくまでも美容室を一括りで見ればの話しなわけですし、確実に自店の価値を創造し提供できているところもあるわけです。
美容室全体を見れば厳しいですが、その中身を細かく見ていくと完全に二極化(繁盛店と衰退店)している状況もあるわけです。
しばらくは、この二極化が進むのでしょうね!?
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