固定客は古びる


美容メーカーの営業マンである私ですが、日々、どうやったら美容
室の売り上げが伸びるかを考えています。美容室が伸びなければ、
我々の商品も売れませんからね。


とどのつまり、“いかに集客して、いかに失客を防ぐか”になると
思うのです。もちろん、ニーズの問題等もあります。

お店をオープンしたばかりの頃というのは、誰でも必死です。そこ
から、お客さんが一人増え、また一人増えとなっていきます。そう
こうしていると、3年経ち、5年が経ち、あっという間に10年が過
ぎます。

この頃には、いい意味でも悪い意味でも出来上がっています。とこ
ろが、この10年前後ぐらいから、もちろん個人差ありますよ。新規
客がめっきり来店しなくなる。

既存客でお店を回しだしていきます。こうなると、既存客に負担を
かけまくりです。高単価のものを勧めだします。その反対で、新規
客には、サービス価格で提供する始末です。

要は、既存客で練習したもの(しっかいと料金を頂いて)を新規客
獲得のためにやるんですね。

反対なんですよね。お店を支持してくれているのは、既存客なんで
す。私は、既存客こそ依怙贔屓すべきだと考えています。

但し、いつまでもその依怙贔屓が通用しないのです。何故ならば、
単純ですが、固定客は古びるからです。だからこそ、常に集客の意
識を切らすことを怠ってはならないのです。

私の大好きな言葉なんですが・・・「お客というものは、常に比較
対照の中にいる」というものがあります。お客は、常に良いものを
探しているわけです。クレームが出ないからと言って、それで満足
しては終わりです。単に、クレームを口に出さないだけです。これ
は、既存客になればなるほど、そうです。言いにくいのです。

だからこそ、“察してあげなければならない”のです。つまり、想
像力です。

明日に続きます。

さて、先程登場した「お客というものは、常に比較対照の中にいる」
ですが、以下の本から引用させて頂きました。本田宗一郎大先生の
本であります。

会社のために働くな




今月お勧めの一冊。西野亮廣さんの「新世界」です。

新世界 (単行本)



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