欲しいのは解説ではなく解決
先日、創業74年の和菓子メーカー、紀の国屋が廃業したというニュースを見ました。直接の切っ掛けはコロナ禍?と考えられているようですが、それ以前からもどうやら伏線はあったようですね。ひとつの時代が終われば、またひとつの時代がはじまり、こうやって会社というか世の中の新陳代謝が進んでいっているのでしょう。
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『紀の国屋が廃業「和菓子離れ」加速する5つの理由』
この「紀の国屋」も顧客の高齢化に伴い顧客が減少し、新規客を上手く獲得できなかったようです。最近の原材料価格の上昇も重荷になったようですが、やはり、商品を買ってくれる、買い続けてくれる顧客の存在なくして商売は成立しません。
良い商品をつくり、良い商品を売る
商売とは何ともシンプルなのですが、シンプルであるからこそ奥が深く、そこに難しさもある。
「紀の国屋」の和菓子のクオリティは申し分なかったようですが(残念ながら私は食べたことがありませんが)、いかに売るかというマーケティングのところで躓いたのでしょうか。
創業74年での廃業ですから、私の会社はその半分しか経過しておりません。比べて大変申し訳ないのですが、どうも私の会社の状況とタブってしまいます。
商品のクオリティは微妙なところですが、とくに顧客の高齢化に伴い顧客が減少し、新規客を上手く獲得できなかった、という部分。
このような状況が続けば、いずれ行き詰まります。
記事では、5つの理由として”解説”されておりますが、「紀の国屋」からすれば余計なお世話でしかなく、その程度のことなら百も承知だったはずでしょう。解説なんてものは、後付けで何とでもいえますから。
解説は解説でしかなく、この状況で必要なものは解決です。解決するには、目標や目的を見直し、再設定して行動を選び直すしかありません。
「紀の国屋」にしても、ただただ指をくわえたまま黙って過ごしたわけではないでしょうし、そうでなければ創業74年とかあり得ないと思うのですがね?
でも、それでも廃業に追い込まれるという。現実は、なんとも残酷で厳しいものです。
人口構造の変化、停滞する経済、スマホの普及、変わる広告、コロナ禍ときて、ロシア、ウクライナ、そして、何よりも人間そのもののマインドの移ろい、というように時代が進むとはこういうことで、その変化にイチイチ対応しなければならない。
何よりも、自社商品のクオリティの追求と、どうやって売っていくのかを日々思考を続けなければならないわけで。それでも上手くいくかどうかは分からない。
流石に、毎日これをやると厳しいし疲れるのですが、とはいえ、今のこの状況はまさしく上記のような取り組みは避けては通れないところです。とくに私の会社では。
取り敢えずは、廃業とかはすぐにはなさそうですが・・・
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