特区限定の外国人美容師就労は10月1日から
当ブログでは、度々取り上げてきた外国人美容師解禁の話題ですが、今年5月17日のエントリー「特区限定の外国人美容師就労は今秋に」にあるようにはっきりとした解禁日は未定でしたが、10月1日より特区限定ではありますがいよいよ解禁、即ち就労できるようになります。
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『外国人美容師の就労 10月より実施へ』
小池百合子東京都知事は2022年6月3日の定例記者会見で、6月1日より外国人美容師育成事業 監理実施機関の募集を開始、8月に管理実施機関を決定し、10月1日から国家戦略特区を活用した外国人が美容師として就労できる、と発表した。
働くことのできる外国人美容師は、成績優秀などの要件を満たした美容師免許取得者で、「特定活動」の在留資格で最大5年間、都内の美容室での就労が可能になる。
監理実施機関については、東京都美容組合を中心とした一般社団法人 外国人育成監理実施機関が認可される見込みとなっているが、これ以外の団体の応募があるか注目されている。
東京特区による外国人美容師育成事業について、小池都知事は、自身の海外での美容体験を踏まえ、「日本の美容のおもてなしは世界に冠たる存在。パリにミシュランがあるように、東京で就労した美容師がお国に帰り、東京仕込の美容の素晴らしさを世界に発信してほしい」と語り、東京ブランドの価値向上につながる事業と期待した。
以上引用。
『外国人美容師、就労可能に 東京で10月から、全国初』
ということで、特区限定での外国人美容師解禁ではありますが、これがいつの間にか全国展開するのは時間の問題でしょう。
そうやって規制緩和されていき外国人美容師が普通に働けるようになるだろうと思います。
どのように考えても、都合よく、つまり、低賃金労働者確保として外国人美容師解禁であるように思えるのは私だけでしょうかね?
記事中の小池都知事の発言『東京で就労した美容師がお国に帰り、東京仕込の美容の素晴らしさを世界に発信してほしい』など胡散臭くて仕方がありません。言ってることは理解できなくもありませんが・・・
そもそも『東京仕込の美容の素晴らしさ』ってところもよくわかりませんよね。そこは日本仕込かと思うのですが。市場規模が年々縮小する業界の魅力を発信してほしいのでしょうかね?
更に、それほど美容(美容室、美容師)に関して魅力ある国なのでしょうか日本は?現実問題として、世界に置ける日本の立ち位置は年々微妙になっているわけで、今後日本に美容師を目指す外国人が来日するのでしょうか?
人を使うか自動化・機械化を進めるかのせめぎ合いをしている業界が多い中にあって、確かに美容業界も人不足の側面があるもののそれは低賃金労働者が不足しているだけで(しかも給料を出せる体力のあるところも少ない)、需要の高まりに人材が追い付いていない状況では決してありません。
供給過剰による価格の過当競争真っ只中なのが美容業界です。
誤解を恐れずに書くと、優秀だと言われるような人材は間違っても美容業界には入ってこない。まずは、美容業界の現状打破があってこその人材を呼び込めると思うわけですが、まあ無理でしょうね!?
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