人気があると売れているは違う!?
ホットペッパービューティーアカデミーによれば、美容室の人気メニューのトップは「髪質改善」だとか。続いて「ヘッドスパ」「縮毛矯正」とくるのですが、これはあくまでも“人気”のメニューであって、“売れている”(施術?として定番化している)という意味ではないと個人的には考えています。
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『髪質改善、ヘッドスパ、縮毛矯正!コロナ禍の美容室で人気の「メニュー・サービス」は?』
人気があることを需要があると捉えれば、そこは需要をとりにいかなければもったいないわけです。
ですが、実際、コロナ云々に関係なく数年前より「髪質改善」は、人気メニューとされていました。
誰でも気づいているとは思いますが、パーマにしろカラーにしても髪にいいわけがない。だから、髪は傷むわけなので当然ながら髪質改善が求められるわけです。
とはいえ、20年以上美容室に営業にいっておりますが、現場で髪質改善メニューを見かけるのは稀。抱き合わせ的にパーマ、カラーとやってはいるようですが、単品の髪質改善、つまり、トリートメントとしては少ない、というより殆ど出ないのではないでしょうか!?
事実として美容室では、カットとカラーが中心です。その二つのメニューで売り上げを立てているのが現実です。
以前であれば、美容室を支えていた単価の取れるメニューであるパーマにしても10人来店して1人がするかしないかってところでしょう。これはトリートメント単品にしても同じことがいえるのではないでしょうかね。
もっと酷いのは「ヘッドスパ」でしょう。単品では、ほぼやらないでしょうから。美容室で定期的にヘッドスパをやっている人って一体全国にどれだけいるのでしょうか?
要は、カットは髪が伸びるから。カラーは白髪が目立つの嫌だからという理由があって、お客さん側からの要望をただただ聞いているだけというのが美容室の歴史といったところでしょう。
人気があると売れているは違うように、ニーズがあることとお客さんが黙ってやってくれるとも違うわけです。
折角ニーズがあったとしてもそれを取りにいかなければ全く意味がありませんし何の価値も生み出せません。
どんなに良い商品であっても勝手に人が集まって売れていくことはありません。売れるためには、それを売り込むための営業が必要なのです。
今、美容室に求められているのは、カウンセリングを通した営業力が問われているのかもしれませんね。
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