未来の年表
河合雅司さん著書「未来の年表(人口減少日本でこれから起きるこ
と)」は読まれたでしょうか。タイトル通り、日本の今後が書かれ
てあるわけですが、なんとも興味深い本でありました。
日本の人口問題としてよく語られるのが、人口減少、少子化、高齢
化ですね。ざっくりと人口減少と言っても、どのような形で人口減
少が進行しているかが問題なわけです。
まず、出生数の減少です。単純に数の話です。合計特殊出生率は増
加傾向にあるのですが、単純に、赤ちゃんの生まれてくる数は、現
状100万人を下回っています。年々、減少しているのです。
2005年 合計特殊出生率1.26 出生数106万人
2016年 合計特殊出生率1.44 出生数 97万人
合計特殊出生率が改善しても出生数の増加につながるどころか、む
しろ減少しているというわけですね。つまり、合計特殊出生率を改
善するタイミングが遅すぎたわけです。お母さんになるであろう女
性の数も今後益々、減少していくわけです。
次にくるのが、高齢者数の増加です。単純に長生きなんですね。こ
の長生きをどうとるかは、人それぞれでしょう。個人的には、お年
寄りは大事にしないといけないと思います。全員が全員じゃないだ
ろうけど、今まで日本を支えてきてくれた人たちだから、大切にし
ないといけないと私は思うのです。
そんな高齢者ですが、65歳以上の方たちに対して使う言葉のようで
す。ちなみにですが、私は驚いたことに、2017年で65歳から74歳の
人口より75歳以上の人口が多いそうなんです。しかも、所謂2025年
問題があります。これは、団塊世代全てが75歳以上になるというや
つです。団塊世代は800万人もいると言われています。
そして最後が、勤労世代・生産年齢人口の減少です。ここが、日本
という社会を支えている方たちであります。まさに、これこそが、
人手不足問題の根源であります。
ここでは、人手不足をどのように解決・解消するかは問題としてい
ません。それよりも、この世代の人口減少が社会に何をもたらすか
が、大事なポイントとなるのです。
では、一体何をもたらすのでしょうか?
次回に続きます。
河合雅司さん「未来の年表(人口減少日本でこれから起きること)」
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今月お勧めの一冊。西野亮廣さんの「新世界」です。
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