口コミの影響力
美容室における予約サイトの存在はもはや無視できないものとなっています。美容室検索は当然として、何をもって検索するのか。つまり、口コミではないかと。たまにですが、酷い書かれ方をされている口コミを見かけますが、私としては書く方も書く方ですが、書かれる方も書かれる方だと思います。
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基本的には、文句といったクレームというものは直接本人には言いにくいものです(私だけかもしれませんが)。だからこそ、直接の場合は余程のことだと思います。
少なからずお店の対応、人の対応、価格といったものに関しては、何かしらの文句めいたものはあるとは思いますが、言う程でもないということで胸にしまっておくのだと思います。
ところが、予約サイトやSNSによって胸にしまったはずのものをオープンにする人も出てきたのではないでしょうか?(もちろん、そんな人ばかりではないでしょうけれど)
一方で、現代においては情報が爆発しているので、その一つ一つに対応して処理するのは個人レベルではもやは不可能です。なので、他人の意見や判断にゆだねているのではないでしょうか。
まさに、何を言うかではなく誰が言うか。
美容室の口コミを見るということは、既に他人の判断に任せているということです。美容室以外にもあらゆるものに口コミがつきまとう世の中なので、他人の判断によって物事を選択するようになっています。
『口コミで「まずい」違法の疑いも…菊地弁護士が持論「店の前で『この店まずいですよー!』と叫ぶのと変わらない」』
インターネット上にある“口コミ”。店や商品を選ぶ時に便利ですが、6月、大手グルメサイトの評価方法を巡り、裁判所が厳しい判断を下しました。
東京都内を中心に焼き肉チェーンを運営する会社が「グルメサイト『食べログ』に不当に評価を下げられ客が激減した」として損害賠償などを求めた裁判。
3年前、食べログが評価点の算出方法を変更したことで、ほぼ全ての店で点数が下がりました。評価点3.51から3.06まで一気にダウンした店も…。
東京地方裁判所は評価点の引き下げについて、「不当に不利益を与えた」などと判断し、食べログ側に3840万円の賠償を命じました。
一方、食べログの運営会社・カカクコムは判決を不服として即日控訴しています。
今や店の経営を左右するといっても過言ではない口コミサイト。飲食店以外でも…。(後略)
以上引用。
口コミ自体が良い悪いではなく、本質的には口コミによる影響に問題があるのではないかと。つまり、他人に言いふらす。しかも悪い噂ならばとくにです。
そして、意外な程に身近な人や親しい人から聞いた話は、無条件で受け入れるように思います。
ところが、今ではどこの誰だか分からない人間が書き込んでいる口コミを真に受けるわけです。
既にして動き出した、しかも加速しているネット社会なので、それをいくら批判してもあまり意味はないでしょうから、結局は時代の流れに沿って上手く付き合っていくしかないのでしょう。
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