誰でも分かることは誰もやらない
成功パターン(方法論など)の再現性は、かなり微妙なところだと思うのですが、一方で失敗の再現性については高いのではないでしょうかね!?「こうすれば必ず失敗する」という類のもの。なので「こうすれば上手くいく」を追うことよりも「こうすれば必ず失敗する」を一つ一つ丁寧に消していく方が、成功する確率は上がるのではないでしょうか?
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厄介なのが、失敗のパターンはとくに複雑でもなんでもないことばかりで、むしろシンプルなことばかり、という部分。だから、甘くみるというか、だからこそ厄介だと思うのです。
美容室で考えれば、お客さんが来店しなければ続かない、みたいな感じです(普通に考えれば分かること)。まあ、会社でも同じことがいえますが。
『倒産経験のある経営者に聞く「やっておけばよかったこと」は?』
倒産経験がある人が「過去に戻れるならやっておけばよかった」と思うこと1位は「不測の事態を考慮した内部留保(資金留保)」――。そんな結果がYKプランニング(山口県防府市)が実施した調査で分かった。
倒産時期がコロナ禍の前か後かを質問したところ「コロナ前」は46.7%、「コロナ後」が53.3%という結果になった。また、倒産の原因は「販売・客足の低下」が最も多く49.8%にのぼった。次いで「原材料の高騰や供給不足」(19.7%)、「売掛金の回収不能」(18.2%)と続いた。
倒産を意識し始めた時期は、「~6カ月前」(28.8%)が最も多かった。次いで、「~3カ月前」(24.9%)、「~1年前」(17.1%)となり、「1年以内」とした人が大多数を占める結果となった。
倒産の予兆を感じた理由で最も多かったのは「預金通帳残高の大幅減少」(29.7%)だった。以降は「大口得意先の倒産」(15.0%)、「競合他社へ徐々に顧客を奪われる」(8.1%)と続き、「キャッシュフロー(現金の流入と流出)の枯渇」を理由とする回答が多く集まった。
倒産を予兆した際に取った対策を聞いた。最も多かったのは「新しい事業への転換」で24.6%。次いで「営業活動・マーケティング広告の拡大」(16.3%)、「追加の資金調達」(16.2%)と続いた。(後略)
以上引用。
読んだ感想を一言でいえば、「そりゃそうだよね」でしょうか!?
誰だって分かっていることばかりです。誰でも分かっていることは、誰もやらないものです。
倒産の原因
「販売・客足の低下」
「原材料の高騰や供給不足」
「売掛金の回収不能」
とありますが、全てが当たり前というか当たり前過ぎて、逆にそんなことを何故放置していたのかと思いますが、でも現実には余裕がなくなって一発逆転に走るのだろうなぁと。
切羽詰まったタイミングで、誰でも出来ることを敢えて腰を据えてやろうと思う人って一体どれだけいるのでしょうかね?
例えば、「販売・客足の低下」ってありますが、常にそうならないように新規客獲得とリピーターの確保と取引額アップは、日々の業務内容に組み込むべきです。本来ならば。
ところが、私の会社にしてもそうですが、頭では分かっていてもそれに本気で着手するような気配すらない。何故か?
既存客がいて、何とかやっていけているから。
予防医療・医学とかいいますが、これに本気で取り組んでいる人ってどれだけいるんでしょうか?会社経営もこれと同じでしょう!?(いち営業マンが偉そうにいってしまっておりますが・・・)
ということで、失敗は再現性が高いものなので、後回しにせず日々取り組みつつ、会社にとっての方向性を見失わずやれたら最高だろうなぁと思う次第です。
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