理美容室の市場規模は緩やかに縮小


現状として、美容室は全国に25万軒以上あるといわれています。しかも、年々増加しているようです。一方で、理容室は減少傾向にあるものの理美容室を合わせても増加傾向にあるようです。ただ、それとは反比例して、とくに美容室は市場規模が2008年前後より減少傾向に転じております。

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理美容サロン市場は2兆円ほど

理美容サロン業界の市場規模については、2兆円ほどらしいが、正確にはわからない。

矢野経済研究所は「理美容サロン市場に関する調査」で、2021年度市場規模を2兆0470億円と算出しています。内訳は
美容室市場:1兆4392億円
理容店市場:6078億円
算出方法については明らかにしていません。

一方、ホットペッパービューティーアカデミーが「美容センサス」2022年上期調査(リクルート)をもとに算出した2021年の市場規模は、
美容室市場:1兆3445億円
理容店市場:2768億円
合わせた理美容サロン市場は1兆6213億円になります。

矢野経済研究所とは4000億円以上違います。
理由の一つは、リクルートの調査は、14歳以下と70歳以上が調査対象外だからです。人口構成比で、14歳以下は11%、70歳以上は22%を占めます。中心顧客は15歳-69歳なのは間違いないですが、70歳以上は理美容店では、かなりなウエイトを占めるはずです。

ちなみに、「家計調査」(総務省)の年間消費支出から「理髪料」を算出してみたら概算4500億円ほどになります。理容店市場は、矢野経済研究所の6078億円はないにしろ4000億円余はありそうです。美容室市場も1兆5千億円余はありそうです。

理美容合わせた理美容サロン市場は、2兆円をやや欠ける程度というのが、当メディアの推測です。やはり理美容サロン市場は2兆円前後らしい。懸念されるのは、市場規模は緩やかに縮小を続けていることです。


以上引用。


この手の話になると毎回書いておりますが、美容室市場を単純に25万軒で割ってみると(一店舗当たり年間)600万円弱となり、一ヶ月では50万円弱となります。

そんな単純な話ではないとは思いますが、とはいえ私の感覚値でしかありませんが、大体合っているような気もします。

「2兆」という数字だけみると圧倒されますが、冷静に考えていくと美容室経営の厳しさが分かってきます。

今後、日本が人口増加に転じるならば話は変わってきますが、人口減少に突入している日本において明らかに美容室市場は供給過剰です。なので、価格競争が激しくなる。

以前であれば、一部の存在でしかなかった低料金店がもはや定番化しています。

昨日のエントリーではありませんが、誰でも出来ること、分かることを当たり前に日々取り組むしかないのだろうと思います。どれだけ嘆いたところで世の中の流れとか情勢とかは変わらないので。


※ちなみに今回取り上げた記事ですが、削除されたのか何のか分かりませんが閲覧できないようです。あしからず。





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