思考を止めない、とはいうものの


自分の調子が上がっているときは「他人のことなど気にしない」というスタンスは取りやすいでしょうけれど、調子が中々上がらないと一転して「他人のことが気になる」ものです。美容室を営業で回ると、そのような心理を読み取れて面白さすら感じてしまいます。

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お店が暇になれば誰だって不安にはなるものです。そんな暇になったタイミングで美容室を訪問すると「最近、暇だよ」なんて必ず言われます。そして、次にくるのが「他はどうなのかなぁ?」と。

あなたのお店が暇だからといって他が暇であるはずもないのに、でも不安なのでついつい聞いてしまうこの心理。何なんでしょうかね、一体?

私の営業担当エリアは長崎がメインですが、昨年から熊本も本格的に担当エリアになったのですが、そこでも聞かれる内容は全く同じことばかり。

もちろん、コロナ禍ですから、物価上昇ですから、経済に影響がない方がむしろ不自然なのですが、それでも繁盛店は繁盛しているしそうでないお店も多々ある。

忙しいお店はホント忙しいし、暇な店はトコトン暇なものです。

“お店による”といってしまえばそれまでですが、お店を都道府県に置き換えるとどうなるのでしょうか?


【長崎】相次ぐ倒産、破産…県内経済見通しは

物価高騰や新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、長崎県内では企業の倒産や破産申請などが相次いでいる。日本銀行長崎支店鴛海支店長は「医療崩壊を防ぐことは必要だができる限り、社会経済活動を続けていくことが望ましい」としている。

日本銀行長崎支店が7月22日に発表した金融経済概況では、県内の景気について「緩やかに持ち直している」と判断している。ただ6月、茶葉の加工販売を手掛けていた長崎市の「お茶の山口園」とグループ会社が負債額27億1000万円あまりで破産手続きを開始したほか、先週県内に6店舗を運営していた「お菓子の店アリタ」が破産申し立ての手続きの準備を開始している。東京商工リサーチ長崎支店によると、今年1月から6月までに倒産した県内企業は25件で、前の年と比べ9件増加。このうち負債額1億円以上の大口倒産は11件と前の年から5件増加している。負債総額は57億9100万円と前の年を11億円あまり上回った。日銀長崎支店の鴛海支店長は、企業の「稼ぐ力」を表す「売上高経常利益率」が全国平均を大きく下回っていることが影響していると指摘する。また、コロナ禍が続き企業の体力も落ちているとして「今後は可能な限り社会経済活動を続けていくことが望ましい」としている。

以上引用。


【長崎】長崎市推計人口 40万人下回る 1965年以降初

人口減少について。長崎市の推計人口が初めて40万人を下回ったことがわかった。市の担当者は「人口減少を緩やかにするため、暮らしやすい街づくりを進めたい」としている。

長崎市は5年に1度行われる国勢調査に出生数や転出数などを反映し、毎月「推計の人口」を発表している。7月1日時点で市の推計人口は、6月よりも330人減って「39万9913人」だった。40万人を下回ったのは1965年の国勢調査以降、初めて。国勢調査では1975年の45万194人をピークに減少し、2000年には42万人台に。その後2005年から2006年にかけ、香焼町や琴海町など7つの町が合併し再び45万人に迫ったが、少子高齢化の影響で2010年から減少が続いていた。厚生労働省によると、長崎市の人口は2045年には31万1000人まで減少すると推計しているが、市は2060年まで31万人台をキープしたいとしている。市の担当者は「人口減少を緩やかにするために、暮らしやすい街づくりをすすめたい」とコメントしている。

以上引用。


ご覧の通りの長崎であります。忙しいか暇かの部類でいえば、長崎は暇な部類でしょうから。

そんな暇な長崎にあっても忙しくしているお店も沢山あります。逆に、長崎よりはマシ?な熊本であっても暇なお店だってあることでしょう。

さて、何がどのように違うのでしょうかね?

それは人です。なんて言いたいところですが、それもどうなんでしょうかね実際は?

環境が変わってくすぶっていた人が上手くいくこともあるし、環境を意図的に変えてみても上手くいかない人だっている。

何を言いたいのかと言えば、何事も「決めつけ」はよくないと思うのです。それをやってしまうと他に原因や問題点があるにも関わらず、決めつけによってそこまで思考が及ばずいつまでも同じ過ちを繰り返すことにもなりかねない。

なので、上手くいかないなら上手くいかないなりにあらゆることをゼロベースで見直すことが出来れば一番いいのかもしれませんね。

意外と「ここは大丈夫だろうから」と考えるのがよくないのかもしれません。

結局は、少しでも良くなるために「思考を止めない」というありふれたものになるのですが、それが最も難しいのも事実だと思います。





河合雅司「未来の年表(人口減少日本でこれから起きること)」




河合雅司「未来を見る力(人口減少に負けない思考法)」





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