誰もが求めているようで求めていない!?
『どんな生物でも受精後、最初に作られる臓器は腸である』と伊藤裕さんの「いい肥満、悪い肥満」に書かれてあり、世間で「腸は第二の心臓」とか「腸は第二の脳」と言われているのがなんとなく腑に落ちました。ちなみに、腸の次に作られるのが脳。
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脳は腸がうまく働くために作られており、生きるためにもっとも大切な臓器は腸だという。
その辺からなのでしょうか、腸関連の健康商品?が目立つのは。また、エステ業界では腸活関連の技術メニューが人気なんて話もあります。
『「Yakult1000」医学的根拠に疑問も…本当の効果&コスパを検証』
ヤクルト本社が販売している乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」の人気が今、凄まじいことになっている。宅配用の「Yakult1000」(100ml/税別130円)、店頭販売用の「Y1000」(110ml/税別150円)の2種類あり、公式サイトなどで「ストレス緩和」「睡眠の質向上」という効果が大々的に謳われた乳製品乳酸菌飲料だ。人気爆発のきっかけは、4月4日に放送されたバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)でのマツコ・デラックスの発言だった。
「あれ飲んでからすごい眠りが良くなった。もうビックリ!」
この発言以後、SNSを中心に共感を寄せる投稿がいくつもバズり、巷には「Yakult1000」を求める人が急増。スーパーやコンビニでは品薄状態が続き、あまりの売れ行きから公式サイトではネット販売の新規契約が中止となる事態にも発展し、その経済効果は約8億円にものぼるといわれている。
そんな「Yakult1000」は、従来のヤクルト製品よりも多い約1000億個もの乳酸菌を含んでいるという触れ込み。だが一部の購入者からは「全然効果ない」「150円の価値はない」などの声もあり、その効果にはバラつきがある様子だ。そこで今回は、健康や美容に詳しい医師・医学博士の木村至信氏に「Yakult1000」について解説してもらった。(後略)
以上引用。
この記事の意図ってどこにあるんでしょうかね?私にはこれすらも「Yakult1000」の広告のように思えてならないのですが(それを取り上げる私もどうかと)。
「Yakult1000」の医学的根拠がどうこうよりも、それ自体のマーケティングの勝利のような記事でもあるような・・・結果的には売れているようなので。
そこまで詳しくない情報(今回は、美容と健康であり本質的には腸の働きや仕組みといったもの)に対しては、情報の中身、つまり、何が書かれてあるか、よりもその情報を誰が言っているかの方が重要視されている現代?を象徴しているような気もします。
なので、記事でいくら医学的根拠がどうのこうのなんて誰も望んでもいない。既に「Yakult1000」を飲んでいる人が多少読むくらいのものでしょう。
とはいえ、多くの人が「そんなもので眠りが改善するわけがない」と思いつつも価格につられてついつい飲んでしまっているってところなのではないでしょうかね?
朽木誠一郎「健康を食い物にするメディアたち」
山本健人「すばらしい人体」
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