低料金を取り上げられる美容室で感じること


値上げに関するニュースも一段落?したようで最近はあまり聞かなくなりました。しかしながら、コロナ禍でありロシア、ウクライナ関連はまだまだ終わりが見えず、それに伴い今後も輸入物価も上昇してくるでしょうし、本格的な値上げは10月以降なんて話もありますし、まあ何かと大変ですよね。

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そんな中にあって消費者にとって有難いのは、低価格帯を貫いているところであります。

低価格、低料金といえば美容業界もあるあるでありまして、以下のような取り上げられ方を世間ではされているようです。


ブローは客自身で行い回転率アップ…新ビジネス『白髪染め専門店』3年間で全国100店舗以上に急拡大のワケ


値上げ相次ぎ“支出の見直し”広がる “カフェ断ち”や格安「690円」ヘアカットも…


コロナ、戦争に関係なく、美容業界では以前よりある業態でありまして珍しくもないわけですが、利用を躊躇していた消費者もここにきての物価上昇を切っ掛けに利用した方もいるのではないでしょうかね!?

さて、美容師免許を取得して所謂美容室で働く人もいれば、カット専門店を選ぶ人、カラー専門店を選ぶ人、低料金の大型チェーン店を選ぶ人、様々です。そして、どこでどのように働くかはその人次第。

低料金のお店は、とにかく数の世界なのでお客さんの数をこなさなければ意味がありません。カットを15分で1200円もあれば、60分で4000円のところもある。

結局は価値観の問題でしょうし、どちらが良い悪いもないとは思いますが、とはいえ、消費者だけが喜ぶというのはちょっとおかしいような気もする。

しかしながら、商売は需要と供給のバランスで成り立っている。それは働く側にも当てはまることであり、低価格のお店で働こうが、それ以外で働こうがそれはそれで自由。

前述した低料金のお店もここ10年以内に登場したところですが、それ以前から低料金のお店は存在していて、つまり、低料金のお店がこれからもなくなることはないだろうと思います。

ただ、私にはちょっとだけ低料金のお店で働く人が犠牲?になっているように思えてならないわけです。

もちろん、それは私の視点というか視座ですから、働く当の本人はそんなことなど感じているはずもないだろうし、逆にそこで働くことが出来て有難いとすら思っているかもしれない。

何故なら、需要と供給の世界、つまり、働く場所を用意する側とそこで働く人がいるのだから。

確かに安いことはいいことなんだけど、その安さを維持出来ている背景があって、どこかが割りを食っているはず。その割を食っている本人に自覚があるかどうか。

「三方よし」ではないけれど、それを実現するのは中々難しいものなんだと最近はつくづく実感しております。

美容室(経営者を含めそこで働くスタッフ)、取引業者(ここは敢えて美容メーカーということで)、そして、利用者(お客さん)。それぞれが満足できるようにしなければ意味がありません。

その為の第一歩が、良い商品の提供であり、それに見合った価格でなければならないはずです。少なくとも、カット690円では夢のまた夢かと・・・





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