確かめよう労働条件
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、②賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
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このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。『確かめよう労働条件』より
『ブラックな職場環境を生き抜くための5つの方法』
「大離職時代」は、いまだにニュースの見出しで見かけることも多い言葉だ。実際、大離職時代は当分終わりそうにない。仕事を辞めた人の割合は、以前より多少は減ったとはいえ、高い水準が続いている。2022年7月だけでも、退職した米国人の数は420万人に達し、求人件数は最高記録に肉薄する1120万件にまで上昇している。
そこで浮かんでくるのが、なぜこれほど多くの人が仕事を辞めているのか?という疑問だ。
マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院が発表した研究結果によると、大量離職の原動力となっているのは、ブラックな仕事環境のようだ。この研究によると、従業員が会社を去る要因のトップは「ブラックな仕事文化」であることが判明した。「不安定な雇用形態」や「低賃金」を抑えての第1位だ。
さらなる分析結果によれば、この「ブラックな仕事文化」を生み出す主な要因には、いくつかの要素が挙げられることが判明した。例えば、従業員が敬意ある扱いを受けていない。多様性や公平性、インクルージョン(包摂性)を推進していない。さらには、非倫理的な行動、といった要素だ。(後略)
以上引用。
記事と冒頭にある厚生労働省の呼びかけを合わせて考えてみると、どうやら一人で悩まず手遅れになる前にサッサと相談するか退職した方が身のためのような気がします。
当事者は意外なほど冷静さというか判断力が鈍っているというか、どうすればいいのか分からずズルズルとブラックな状況にいることが多いのではないでしょうか。
思えば以前の私の会社も今でいうところのブラックな環境にあったようです(今はかなり改善されましたが)。
ただ、冒頭にあるようなものが当てはまるところもあればないところもあって何ともいえないのですが、ひとつ気になるのが、職場の雰囲気、空気感、ってやつです。
何ていうのでしょうか、「当時はそんなことが言える状況ではなかった・・・」という。会社や上司から直接言葉や指導がなく、そうしなければならないような状況が勝手につくりだされているというか。
ブラックな環境がよくないのは当然ですが、そのような状況にでも慣れてしまうこと、変化を嫌うこと(退職)、素直に他人に頼れない、といったものを持ち合わせているのが人ってもんなので、そこは周りが気づいてやるしかないのでしょうかね?ただ、周りも他人のことを考えられる余裕なんてないわけですが。
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