何かお薦めの本はあるでしょうか?というフワッとした質問
読書の魅力について聞かれれば、シンプルに自分が知らないことが書かれていて好奇心を揺さぶられるから、そして、世の中にはとてつもなく頭が良く、面白い人がいるものだと感心してしまう、と私は答えます。知識や考え方といったものは、大体が本の中に収められているといいます。
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現代ではインターネットが普及しグーグルが登場したことで、本を読むことなく知識を検索することが可能となりました。
しかし、知識を「グーグルで検索可能」ではありますが、何をどのように検索すればいいのかは、実はその検索する人の知識と教養のレベルに応じるもの。
という至極簡単なことにすら気づいていなかった私は、読む本をビジネス書のようなものから教養が身に付くようなものに手を出すようになりました。
ここでいう教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なこと。
表面的な情報やノウハウだけを身に付けるのではなく、気になった物事があれば歴史の奥まで深く掘って、本質を理解するようにしたいものです。
『管理職に昇進したからには、ビジネス書を読むべきなのか』
悩み:管理職になったばかりで組織運営に悩んでいます。お薦めのビジネス書を教えてください。4月から管理職になり、組織運営の難しさに日々直面しています。少しでも勉強したいと考えてドラッカーのマネジメント関連の書籍を読みあさり、自己啓発本もいくつか試してみたのですが、小説のようには引き込まれませんでした。何かお薦めの本はあるでしょうか?(43歳、男性、会社員)
上田準二:僕も現役時代は何冊もビジネス書を読んだけど、相談者さんと同じでぐいぐい引き込まれた記憶はないよね。ストーリーが練られた小説のように、ページをめくる手が止まらず一気に読み切るなんてことはない。書いてあることをちゃんと理解するのがビジネス書を読む目的だから、1ページずつじっくり時間をかけて読んでいくしかない。(後略)
以上引用。
何かお薦めの本はあるでしょうか?
このようなフワッとした質問にもちゃんと答える人っていますが、もちろんそれが仕事の人もいるでしょうけれど、そのフワッとした部分を指摘することなく、お薦め本を紹介できることに感心してしまいます。私にはそんなこと到底無理なので。
私なら必ず、フワッとした部分を指摘しますから。
「組織運営に悩んでいます」っていう何ともフワッと感。
それって具体的に何の悩みなの?
本なんて読まずとも一つ一つ丁寧に事態の把握に努めれば全体像が把握できて、そこから何が問題なのかが自然と出てきて、次に、何をどのように判断すればよくて、そして、何を決断すればいいか、が分かってくると思うのですがね!?
まあ、この相談者にとっては本を読むこと自体が解決策なので組織運営の何かを解決しようとは考えていないのでしょうけれど・・・余計なお節介ですがね。
ピーター・F・ドラッカー「マネジメント- 基本と原則」
金山宣夫「ドラッカー「答えのない時代」をどう生きるか」
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