解禁となった特区限定の外国人美容師就労
すっかり忘れておりましたが、10月1日より特区限定ではありますが外国人美容師の就労が解禁となりました。これは国家戦略特区における外国人美容師育成事業という背景があります。
外国人美容師育成事業は、日本の美容師養成施設を卒業して美容師免許を取得した外国人留学生に対し、一定の要件の下、美容師としての就労を目的とする在留を認め、日本の美容製品の輸出促進やインバウンド需要に対応し、日本式の美容に関する技術や文化を世界へ発信する担い手を育成する事業。『国家戦略特区 外国人美容師育成事業』より
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『外国人美容師、東京都内で就労解禁 制度の「矛盾」に風穴』
東京都内で今月1日から、国内で美容師免許を取得した外国人の就労が認められるようになった。国の国家戦略特区が適用され、これまで認められなかった美容師として働く場合の在留資格が与えられる。ただ、免許(国家資格)は取れるのに働けない職種は他にもあり、関係者の間には疑問の声もある。
今回の特区適用により、美容師免許の取得や日本語能力などの要件を満たした外国人に「特定活動」の在留資格が与えられ、最長5年間、都内の美容室で美容師業務に就くことができるようになった。
美容師免許は、都道府県指定の養成施設(原則2年間)を卒業し、国家試験に合格すれば取得できる。受験に国籍の規定はない一方、免許が取得できたとしても美容師としての在留資格は得られない状況が続いてきた。例外的に、日本人の配偶者など、すでに就労に制限のない在留資格がある人が免許を取った場合は美容師として働くことができた。(後略)
以上引用。
ということで、特区限定で外国人美容師が解禁となました。いつの間にか全国で外国人美容師が普通になる日もそう遠くない未来に実現することでしょう。
こうやってあまり知られることなく規制緩和が淡々と進んでいくのであります。
デフレである日本を考えると、まずは日本人美容師の雇用の安定化と賃上げが先であるように個人的には思いますが、こういった制度は景気云々とは関係なく進んでいきますね。
しかも記事後半にあるように、外国人美容師が全国展開は当たり前として、他の資格取得が必要な職種(栄養士、保育士、柔道整復師)でも外国人労働の解禁を進めたいようです。「高度な知識と技術なのにもったいない」という表向きな理由で。
日本人が選択しない職種となっているにも関わらず、そこを低賃金で働かせるために外国人を確保しようとする狙いが透けて見えてなんだか気持ちの悪さすら感じるのは私だけでしょうか!?
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