疑問があるからこその学びや独学!?


生物学が細胞生物学となって、それが分子細胞生物学となって、みたいな流れがあって、そして、光学機器や情報処理の高度化も相まって以前は想像上のモノがハッキリと見えるようになって、分かるようになって、10年とかかかっていた計算が、たった1日で済むようになり、30年前に生物学を高校で教わった人と最近教わった人とではそこには雲泥の差があるわけです。

人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





で、意外な程にその差を認識している人が少ない。

私自身も今の会社で教わった毛髪科学にしても入社当時(20年以上前)には最新であったかもしれませんが、今では通用しないというかツッコミどころ満載な内容となっています。

しかしながら、私にツッコミを入れてくる人が社員おろか顧客の中に誰一人としていない状況。

ちょっと怖い気もします。


35歳過ぎて「全然学ばない人、独学する人」の大差

長年、会社の上司や先輩の教えに従い、第一線で懸命に働いてきた、35歳以上のいわゆるミドル、シニア層(ミドル層は35歳~54歳、シニア層は55歳以上とされる)。これまで多くの実績を積み、多くのことを学んできた彼らは、「後進を育てよう」という意識はあっても、「新たな学びを始めよう」という意識は薄いように感じます。

変化の激しい新しい時代において、「過去の経験の蓄積」だけで適応するのは困難です。そのうえ、年齢を重ねるほど、自身の「過去の経験」や「知識の蓄積」に固執し、「変化への対応」が苦手になる人が増えてきます。このような状況下で、ミドル、シニア層こそ、今すぐ「独学」を始めるべきです。

ミドル層に突入する35歳以降に「効果的な独学」ができるかどうかが、「この先のキャリアを決める『大きな分岐点』」となります。「主体的に学ぶ道を選んだ人」と「過去の実績や経験に頼って生きていく道を選んだ人」では、大きな差がつくことは明らかです。ただ、近年話題を集める「リスキリング」という言葉のみに振り回されて、効果的な学びができず疲弊するのも、この世代の特徴です。(後略)


以上引用。


前述したように、私が教わった毛髪科学は、入社当時は最新の内容でした。

「最新」と聞くと、そこには内容の是非とかはなく、単にイメージが良くて凄そうってしかありません。もちろん、新しいことに越したことはないのですが、こと科学ではただ新しいだけでは通用しません。

そこには、必ず仮説と検証を繰り返さなければなりません。最新のモノの弱点は、やはり検証データの少なさではないでしょうか。

逆に、古くからあるものでも今でも残っているものは、確実に検証されデータも蓄積されている。

記事で紹介したように、学ぶことや独学の大切さ、といったものはよく分かる話ですが、それ自体は手段でしかありません。

そもそもが、「日常携わる様々な物事に疑問を持てるか」といったところからしか学ぶことも独学もしようとはしないでしょう。

私自身も毛髪科学に疑問を抱いたから自分で調べただけの話に過ぎません。

かといって、「何事にも疑問を持て」なんていわれても正直なところどうしていいか分からない人も多いのではないでしょうかね!?

ただ確実に私がいえることは、学び、独学、それ自体が目的にならないように注意すること、でしょうか。





山口周「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」




「アーノルド・ベネットの賢者の習慣」





人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。


コメント

非公開コメント