メールの誤送信問題
10月18日のエントリー「返事が早いとか遅いとか」で取り上げたメールの返事が早いとか遅いとかの問題。私の主張は、お互いの時間に対する認識の差が招くもの、としておりました。メールの返事問題もさることながら、メールのやり取りで起こり得る事故はなんといっても誤送信ではないかと。
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ということで。
『若手はメールのBCCに不慣れ?誤送信相次ぐ和歌山県庁、緊急研修』
メールの送り間違いなどで個人情報を流出させる事案が和歌山県庁で相次いでいる問題で、仁坂吉伸知事は17日、「トップとして県民におわびする」と謝罪した。
県によると、今年度に個人情報が漏れた事案は12日現在で15件(494人分)。2021年度の14件をすでに上回り、記録が残る13年度以降では最多となっている。15件の内訳は、メールアドレス設定・送信のミスが8件、郵送・ファクス送信ミス3件、公文書の紛失2件、ホームページの掲載ミス1件、コンピューターウイルス感染1件。発生した月別では、5月に1件、6月と7月は各2件、8月3件、9月5件、10月2件。9月以降、件数が急増している。
メールによる8件は、いずれもアドレスが他の受信者に見えないBCC欄ではなく、ほかの受信者に見えるTO欄などを使用したケースだった。(後略)
以上引用。
仕事にミスはつきものですからねぇ。とはいえ、それが頻繁に繰り返されるとミスで済まされなくなるのもまた事実でありまして。
「再発防止に努める」しかないのでしょうけれど、それを具体的にどういった手順で進めていくのかが遥かに大事なわけでありまして。
記事にもあるようにミスの分析は誰でも割と簡単に出来るものの、そこからどのような手順でミスを減らす、失くすのか、というと意外とやれてないことが多いようです。
例えば、メールソフトのBCC欄を使ったとしてもそこに貼り付けるアドレスが間違っては意味がないとか。
つまり、「やったつもり」になることを失くす、減らすことがいかに難しいかということ。
メールの誤送信は突き詰めればそういった問題になるので、ミスを防ぐのは一筋縄ではいかぬものと思う次第です。まあ、他人事ではないのですけど・・・
佐渡島庸平「観察力の鍛え方」
鈴木祐「科学的な適職」
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