ちょっとばかり煽り過ぎかと


ベストセラーであります、アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」を読むと、「スマホ怖い」とか「使うの止めようか」なんて気持ちになるわけですが、そこは冷静に考えると、要は使い方だよねってことでありまして、ただその使い方なるものがよく分からないのもまた事実でありまして。

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「スマホ脳」の見解はわりと「スマホは悪」で一貫していて、

・スティーブ・ジョブズは、スマホの依存性や悪影響を認識し子供の利用も制限していた。

・スマホを使うと集中力が低下する。孤独感も強まる。メンタルも低下する。

・デジタル化は記憶の定着をジャマする傾向がある。


といった主張が展開されております。こんなことを聞けば益々、使うの止めようかなぁと短絡的思考に陥ってしまうわけですが、とはいえ、反対意見、つまり、「スマホは善」を主張しているデータもあるわけです。

例えば、学校でスマホを禁止にしたら、そこそこ学生の成績が上がったとか。

スマホも良いところもあれば悪いところがある、というごく普通の話なのかもしれませんが、何となく煽るような内容のものが多いような気もするわけです。


「スマホ認知症」30代にも忍び寄るあぶない実態

「スマホ認知症」とは、スマホ依存による脳過労で生活に支障が出る状態のことです。認知症と同様に正式な病名ではなく、「スマホ認知症」は状態を表す呼称です。両者の症状は似ているものの、原因や発症年齢が大きく異なります。アルツハイマー型認知症はタンパク質の一種のアミロイドβがたまることで70歳ぐらいから発症することが多いのですが、「スマホ認知症」はスマホ依存による脳過労が原因で、30〜50代でも多くの方が発症します。(後略)


以上引用。


で、上記も「スマホは悪」の部類に入ると思うわけですが、そもそもスマホとの因果関係をどうやって判断するかは難しいんじゃないのかなと。

認知機能の低下といっても、それってスマホの影響って必ずしも言えないと思うわけです、単なる老化でしょうと。そもそも、30代にも忍び寄ると書かれてありますが、生物学的に見れば老化のゾーンに入っているわけですからね。

もっといえば、ここ数年でこれだけ多くの人間が長生きするようになっているわけですし、スマホが普及して10年とかのレベルですし、もう少しすれば順応してしまうような気もしますしね。

なので、モノやサービスを売るようにするためには、多少の煽りや仕掛けが必要なのは理解できるところですが、スマホに関してはちょっとばかりやり過ぎているような気もしますかね。





アンデシュ・ハンセン「ストレス脳」





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