知っていることと使えることは違うを知る


コミュニケーションの重要性など私が今更語る必要もなく、誰もがその重要性を認識していることでしょう。とくにビジネスにおいては、その能力が成果も左右することでしょう。しかしながら、実際にはコミュニケーションを意図的に使いこなしているような人は、営業マンであってもごく稀な存在であるようにも思います。

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営業マンも会社で、コミュニケーションに纏わるような指導やら勉強会に参加したりとやっているはずですが、そこには致命的に欠けている視点があるように私は感じます。

つまり、教わることとそれが現場で使えることは全く別次元だからです。

コミュニケーションについて学ぶこと、しかしそれは、コミュニケーションが現場で円滑に行わることを意味しません。

学んだはずのコミュニケーション術のようなものが、現場で使えるにはまた別の学びが必要だということです。

以下の記事でもコミュニケーションの相槌の重要性を説いているわけですが、いくら相槌がどのようなもので、どれだけ重要性があるかを教わったとしても、それが使えるとは限りません。

人はとかく教われば使えるというような錯覚に陥りますが、そんなことは殆どがありません。

使えるようになるには訓練が必要、というか習慣化が必要だと私は思います。

一時的に相槌を使いこなせてもいても、自身の習慣とはなっていないものはすぐに忘れてしまうものです。

ということで、以下の内容はとても参考にはなるものの実際に現場で使えるかは全く別の話だと思う次第でした。


「コミュニケーションのさしすせそ」、知っていますか?

相手の話に「興味」を示す驚く行為

新入社員のときに、「相槌のさしすせそ」を教わりました。

さ:さすがですね!
し:知らなかったです!
す:すごいですね!
せ:センスありますね!
そ:そうなのですか!?

相手を褒めるように使う相槌です。正直、当時はしっくりこなかった記憶がありますが、ずっと、この相槌を使っています。ノウハウっぽく教えられると古臭く感じますが、いつの時代でも使える相槌の基礎なのだと再確認しました。相槌は話を聞いていることを示す、同意・同感の言葉です。人は話を黙って聞かれると、自分の話をきちんと聞いているのか不安になります。だからこそ、相槌はコミュニケーションを行なううえで必須なのです。(後略)


以上引用。


補足として、相槌が重要だと分かりますが、そのリアクションのなんていうのでしょうか温度感とでもいいましょうか、話す側と同等かちょっと高い温度感で相槌というかリアクションをとらなければ逆に不快に相手は思うものです。

また、リアクションそのものが目的であるようなリアクションは相手から見透かされ、「こいつ自分が話すために聞いているだけだな」「実は内容理解していないだろコイツ」といった感じでこれもまた悪い印象を与えるだけでしょう。

そして、そもそもの話をしてしまえば、好きな相手であれば変なリアクションも許せるものですが、嫌いな相手のリアクションしてますよ的なものはウザイの何物でもありません。

つまりは、共感とはそういうことだろうと思います。





佐渡島庸平「観察力の鍛え方」




「言葉の力」





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