ある有名美容室のヘアカラー専門店に何を思う


美容室でも昨今の物価上昇(エネルギー価格も含めて)を受けて値上げに踏み切るところもあるようですが、あくまでも一部のように思います(殆どの店舗では価格は据え置きかと)。ただ、カットならまだしも材料を用いる技術メニューでは、材料の価格変動を考慮して値上げに踏み切らざるを得ないと思うのですが、それでも多くの美容室では顧客離れを嫌ってか値上げするところもあまりないように思います。

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美容室において、技術で材料を使うといえば、今ではヘアカラー(とはいっても殆どが白髪染め)がその代表格といえます。

そして、白髪染めの需要をどのようにつかむかは美容室にとっての生命線ともいえるわけですが、どういうわけか美容室はファッションカラー(私からするとオシャレ染め)にしか興味がないようでありまして・・・


髪染丸 ALBUMグループ初のヘアカラー専門店

美容室ALBUMがグループ初のヘアカラー専門店「髪染丸」を2022年11月7日、埼玉県草加市にオープンさせる。都心を中心に15店舗(美容室『ALBUM』『IT by ALBUM』『DXシェアサロン』など)を運営する株式会社オニカムが10月25日発表した。

同社は2014年の創業以来、ブランドサロン『ALBUM』の運営を主として、2ndラインの『IT by ALBUM』、フリーランス美容師向けの『DXシェアサロン』、社内独立型店舗の『NNN』を展開。正社員・業務委託・フリーランス・社内独立などさまざまな働き方を提供してきたが、今回のヘアカラー専門店はパート・アルバイトの働き方を中心としてグループ内でさらなる多様な働き方を実現する、という。

髪染丸は、洗練された内装と最短45分~でお手軽で綺麗、高品質なヘアカラーを提供するほか、トリートメントや炭酸シャンプーなどのヘアケアメニューも用意している。料金は、全体染めの場合、ショート2980円、ミディアム3480円などとなっている。同社は、「今後も、美容師により多くの選択肢を与える企業として、さらに邁進していく」としている。


以上引用。


こちらもわざわざ美容室とは別にヘアカラー専門店を出すあたりが、ファッションカラーと白髪染めとの棲み分けを狙っているようにしか思えません。

まあ、最近のヘアカラーの色味はどう考えても若者のもので、白髪を活かすとかぼかす、といってもそれも一部の人間に限ったものです。

ヘアカラーの需要は白髪染めだし、消費者としてもただただ白髪を隠したいとしか思っていないので、そうなると低料金で時間がかからないを選択するわけで。

その辺を普通に考えると、上記の有名な美容室でもヘアカラー専門店を出店するしかないというのが現状の美容室経営の難しさを物語っているように思います。





スティーブン・ジョンソン「EXTRA LIFE なぜ100年で寿命が54歳も延びたのか」




ポール・ナース「WHAT IS LIFE?生命とは何か」





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