潔く値上げしといて良かったかも?


家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる消費者物価指数。「値上げラッシュ」となった10月は天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月を3.6%上回りました。3.6%の上昇率は1982年2月以来、40年8か月ぶりの水準となります。食料品や電気代、ガス代などの値上がりが主な要因で物価の上昇が続いています。『10月の消費者物価指数3.6%上昇 上昇率は40年8か月ぶりの水準』より

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とはいえ、一方では、輸入物価の上昇を、企業が販売価格に十分に転嫁できていないという話もあるとかないとか!?

なので、輸入物価上昇分の多くを企業が飲み込んでいるとすれば、今後、輸入物価上昇分を企業が普通に価格転嫁したら、インフレ率はさらに上昇することになるでしょう。

ということで、


年間3万円以上の美容室代さらに値上げも 客「回数を減らさないと」 シャンプーやパーマ用品高騰

原料高騰や円安で、あらゆるものが値上がりしています。1年間に1人3万円以上の支出とされる理容・美容料金も、今後上がる可能性があります。取材しました。鹿児島市天文館にある美容院、客の中心は10代から30代です。ここにも値上げの波が押し寄せています。

(BLESS JAPAN 叶翔代表)
「カラー手袋だったりパーマに使うペーパー類がちょっと値上がりした。一番感じるのは電気代。去年8月と今年8月で比べたら約3万円多くなっていたので、約10%(負担が増えた)」

照明やエアコンのほかにも、美容院に欠かせないドライヤーやヘアアイロンなどの電化製品。この店の電気代は月によって差にばらつきはありますが、去年と今年の8月を比べると、エアコンの稼働などで今年は4万円上がり、11万5000円でした。現在カットは3600円、カラーは5400円ですが、この状況が続けば料金の1割値上げを検討しています。(後略)


以上引用。


こんなミクロの事例で「輸入物価の上昇を企業が販売価格に十分に転嫁できていない」と結びつけるのはどうかと思いますが、まあ、美容室の多くは上記と同じような状況だと思います。

私の会社(美容室専売品の美容メーカー)では、早々(8月から)に商品の値上げに踏み切りました。その時は、顧客からかなりの難色をされましたが、今にして思えば、サッサと踏み切ってよかったように思います。

世間では、コンビニの「中身スカスカサンド」が話題となっているようですが、敢えてこれとこじつけるつもりはありませんが、値上げはせずとも、例えばシャンプーなんかは新商品に切り替え、容量を調整すればいくらでも誤魔化すことは出来ます!?

これはこれで一つの企業戦略といってしまえばそれまでですが、そんなことを出来ないところも多いのが現実なのではと。

(当然ですが)顧客離れを気にするあまり値上げに踏み切れないところもあるようですが、何も顧客離れの原因は価格のみとは限らず、価格と商品価値のバランスの問題であり、価値を生み出すことに脳に汗をかくことを放棄しても何もいいことはないでしょう。

ここまでくると潔く値上げに踏み切るしかないと思うのですがね。この状況で値上げせずにやれている方がむしろ不自然のように思ってしまうのですが・・・





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