民間企業の正義


値上げのニュースをチラホラと”また”見るように、聞くようになりました。(私のお気に入りである)山崎製パン「薄皮」シリーズも5個から4個に減らすことになるんだとか。しかもこのことがネットで話題になったらしく、何でもツイッターで「薄皮シリーズ」がトレンド入りしたとか。というかそんなに騒ぐことなんでしょうかね?

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どうやら日本では、価格?値段?が変動しないのが当たり前、いや当たり前になりすぎているようです。

モノやサービスの値段は基本的に提供者が自由に決めていいものですし、価格設定はあらゆる要素が複雑に絡み合うものであって一定にすることの方が、遥かにリスクがあるように思うのですがね。

例えば、私の会社で取り扱うシャンプーですが、まずは原材料費。その価格が一定であり続けることの方が奇跡です。というかあり得ません。

また、モノを作るにはエネルギーが必要なわけで、昨今のエネルギー価格の高騰がモノづくりに影響しないわけがありません。

シャンプーを入れる容器、それをまとめて入れる段ボール、つまり資材も必要で、そして、なによりもそこには必ず人が存在するわけですから、人件費もかかってくる。

そんなこんなで今まで割と多くのモノやサービスが安く抑えられていたことが普通ではないと思うわけです。もちろん、心情的には値上げはあって欲しくはありませんよ。

しかし、世の中の仕組みなんかを考えれば、まあそうなるだろうなぁって感じなのですが、冒頭に書いたパンの値上げとかでも「ちゃんと消費者に納得するように説明するべき」といった意見があったりで、もうなんでしょうかね完全にイカレテいるとしかいいようがありません。

モノやサービスの価格の決まり方をちょっとは勉強すべきです。というか、イチ企業にどこまで責任を求めるのでしょうか?

そもそもが民間企業の正義は利益です。売上ではなく。

利益が出るからこそ存続できるわけで、利益が見込めない事業は撤退するのは当然です。潰れては元も子もないので。

ということで、とっくに企業や個人レベルでの努力でなんとかするフェーズではないので企業にどうのこうのいうのは筋違いかと思う次第です。

後は、日本政府がちゃんとしてくれるでしょう!?多分!?

いや、ないか・・・?





成田悠輔「22世紀の民主主義」




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