やってられない
前日のエントリーでも取り上げたように、来年も値上げラッシュとなりそうです。何でも、来年4月に小麦の政府売り渡し価格、そして電気料金が大幅上昇することがほぼ確定しているらしい。しかも、コストプッシュ型インフレはあくまで「輸入物価上昇」が原因であり、そしてそれが収まっているわけでもない。なので、私たちの可処分所得が増えることもありません。
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ということで以下は、そうなるでしょうねぇという。
『実質賃金7カ月連続減 10月2.6%減、7年4カ月ぶり下落幅』
厚生労働省が6日発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.6%減った。7カ月連続の減少で、マイナス幅は2015年6月(2.8%減)以来、7年4カ月ぶりの下落幅だった。資源高や円安で上昇する物価に賃金の伸びが追いつかない状況が続いている。(後略)
『2022年10月の「家計調査」』
総務省は2022年12月6日、10月の「家計調査」を発表。全体の消費支出は28万1996円で前月比0.4%、前年同月比0.0%だった。美容系項目への支出はパーマネント代がマイナスだったほかはプラス。前年同月比では前月同様、理髪料を除いてプラスだった。(後略)
以上引用。
実質賃金は、物価の影響を除いた賃金のことです。
実質賃金が上昇すると、稼ぐ給料でモノやサービスをたくさん買えるようになり、下落すれば買えるモノやサービスが減っていく。至極単純な話であります。
今後の見通しも実質賃金のマイナスが続くとされており、とはいえコストプッシュ型インフレが収まっていないので物価上昇は今後も続く。
給料が増えることなくモノやサービスの値段はドンドン上がっていく、というか上げざるを得ない状況にある。
私の会社では、今年、一部商品は値上げしましたが、ホントのこところは全商品を値上げしたいところでした。なので、確実に来年は残りの商品の値上げをすることになるでしょう。
ここまでくると、値上げを出来るということだけでもラッキーなのでしょうかね!?会社が生き残っていることを意味するので。
そんな風に考えないとやってられないって感じです。
成田悠輔「22世紀の民主主義」
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