大切なのは値上げ後の売れ行きがどうか
大企業や有名企業ならともかく、中小零細企業規模のメーカーなんかは値上げ告知はどんな感じで進めているんでしょうかね?私の会社(美容メーカー)の場合、所謂中小企業でありまして、取引先である美容室に営業マンが事情説明に伺い「値上げ」を伝えております。まあ、値上げに納得などするはずもなく、ここぞとばかりに普段は口にしない会社に対するクレームのようなものを私(営業マン)にぶつけるわけです。
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そのクレームの中にも“ごもっとも”なものもあれば、ただの言いがかりレベルのものまであって、なんというのでしょうか、顧客の新たな?意外な?一面が見えるのは不幸中の幸い?といったところで、今後の営業に活かせるわけであります。
値上げといったネガティブ事情を伝えたときに、普段はにこやかにしている顧客であっても、豹変するまでとはいかないものの、「結構、文句っていうんだなぁこの人」っていうのは普通にありました。
なので、営業マンは顧客との関係性を築くことも仕事ではあるのですが、基本的に関係性を築いているとは考えない方が身のためかもしれません。
マイナスの事象が起こったときこそ、その人の人間性が顕在化するものなので、関係性を築いているなどと、勘違いするなってことです。ちょっと違うかもですが、「親しき中にも礼儀あり」といったところでしょうか!?
ということで以下の記事なんですが・・・
『薄皮シリーズ「5→4」変更の発表が"失敗"である訳』
消費者とのコミュニケーションにエモさが欠けた
人気商品「薄皮」シリーズが、5個から4個に減る——。公式発表を受けて、SNS上ではショックの声が絶えない。
山崎製パンは2022年12月5日、来年1月出荷分から「薄皮」シリーズ全7品の内容量を変更すると発表した。小麦粉などの原材料価格の高騰を受けて、同社は1月と7月に食パンや一部菓子パンの価格を改定。しかし、それ以降も油脂類や糖類などが高騰し、エネルギーコストの上昇も続いていることから、コスト増が「企業努力による吸収の範囲を超えた大変厳しいもの」として、内容量変更に至ったとしている。
あわせて2023年2月出荷分から、「ランチパック」の3品(ピーナッツ、たまご、ツナマヨネーズ)についても、平均4.7%(出荷価格改定率)の価格改定を行う。
筆者が長年、ネットメディア編集者として見てきた経験からいうと、ネットユーザーは値上げ、とくに内容量削減へのアレルギーを持っている。しかし、それでもなお、ブランドイメージを強めた事例もある。そういう意味では、今回の薄皮シリーズの(実質的な)値上げ発表には、「もったいなさ」を感じさせられた。
値上げのピンチをチャンスに変える、SNS時代の企業コミュニケーションとは、一体なんなのだろうか。過去の事例を交えつつ、紐解いていきたい。 (後略)
以上引用。
『値上げのピンチをチャンスに変える』ねぇ・・・
まあ、ピンチはピンチでしかないんですがね。
私からすれば、ピンチでの気づきを活かすことがチャンスに変えるといったことでしょうか。前述した顧客の意外な側面といったもの。
確かに、商品を気に入っているからこそ買う、使う、ではあるものの、長くなると「惰性」もあるのかなぁと。何となく買ってしまう、使っているとか。
なので、結局は、どんな形で値上げしたとしても、喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、時間が経てば普通に買って、使っているんじゃないですかね、多くは。
今回の記事についても、値上げの告知の在り方にスポットを当てているだけなので、私が知りたいのは、値上げ後の売れ行きがどうだったか、というもの。
色々と告知のやり方はあるでしょうけど、普通にやれば、というか普通にやるしかないと思う私です。
鈴木祐「進化論マーケティング」
福永雅文「中小企業のコンサル事例でわかる ランチェスター戦略〈圧倒的に勝つ〉経営」
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