従業員のパフォーマンスを向上させるには?


以前の私といえば、今の会社において「替えの利かない人材」になるべく仕事に取り組んでおりました(しかもそんな感じのエントリーをいくつも書いておりました)。しかしながら、会社という存在というか仕組みというか、そんなものを考えると、イチ社員(仮に替えが利かないとしても)がイチイチ抜けたぐらいで業務が滞ることがあるようでは、そもそもそんな会社などいずれ潰れてしまうわけでありまして。

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誰が抜けても業務が滞ることなく回るような仕組みをつくることこそが会社ではないかと思うのです。

なので、いつからか「自分は会社にとってなくてはならない存在だ」なんてことは全く思わなくなりました。

自分が抜けても残った社員の誰かがカバーしてくれるし、会社ってそんなもんです。逆に、それが出来ないような会社はマズイに決まっています。

会社において社員の生き残りも分かる話ではありますが、それよりも会社自体が生き残れるかって時代です。今の時代、「与えられたことしかしない社員」しかいない会社は、もう、社員を守りきれないのではないでしょうか!?

結局は、会社内で誰が気づくかって話なんだと思います。


仕事を失うことへの不安を煽っても、従業員のパフォーマンスは向上しない

従業員に対して「仕事を失うかもしれない」と不安を煽ることで、パフォーマンスを高めようとする企業が少なくない。これはモチベーションを引き出すことが狙いだが、失職の不安を利用することはむしろ逆効果になると、筆者らは指摘する。調査結果から、短期的には一部のパフォーマンスが高まる可能性があるものの、最終的には、従業員と組織の双方にとって弊害が大きいことが明らかになっているからだ。本稿では、調査結果を紐解きながら、雇用不安を煽ることの弊害を論じる。(後略)


以上引用。


私も所詮は雇われの身なので不安を煽られる側なのですが、一応は責任者的な立場でもあるので、従業員のパフォーマンスに言及させてもらうと、基本的には、従業員に「期待」は禁物なのではと思うのです。

なので、たまに美容室のオーナーさんからも「従業員が期待通りに働いてくれない、動いてくれない」といった嘆きを聞きますが、むしろその「期待」のほうが間違っていると気付くべきです。

そんなことよりも、自分のやり方を見直したほうが建設的。

そして、どうしても動いて、働いて欲しければ、従業員が望むものを成果の対価として与えてやればいいだけのこと。

なので、記事にある不安を煽るといった感情マネジメント的に動かそうとするのは、相手にとって失礼かなとも思う次第です。

とはいえ、そんな感情なしで単純に動くほど人間は単純には出来ていないのも事実なので、完全に成果主義的にするのもどうかなって感じです。

まあ、私、雇われで責任がないので何とでもいえてしまえるわけですが・・・





リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」




鈴木祐「科学的な適職」





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