私の会社の事業継承で思うこと
私が働く会社では、ちょうどコロナが襲ってきたタイミングで事業継承問題が重なってしまいました。コロナもそうですが、事業継承もキッチリと片が付くような感じもなく、ズルズルと時間だけが過ぎております。そもそも今回の私の会社の場合の事業継承は、事前準備があったわけでなく、社長の体調不良による、つまり、必要に迫られてやっているだけという展開でして・・・
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なので、社長の体調不良がなければ今でも普通に事業継承問題なんてものは顕在化していなかったでしょう。
とはいえ、いずれ必ず事業継承はしなければならない(潰れることなく会社が存続していればの話ですが)。
仕事の引継ぎでも相当に面倒くさいのに事業そのものを引き継ぐとなると、考えるだけでもぞっとします。
『サイバー藤田晋氏ら語る「後継者育成」 経験や勘の言語化が重要』
藤田:僕は4年後に会長に就任すると、社内ですでに発表しています。会長になると決意したのが、社内資料を見ている時に「10年後に藤田晋は60歳」と書かれているのを目にしたときでした。
今までの経験から10年はあっという間で、60歳からでは仕事の引き継ぎはできないなと。社長を続ければ続けるほど、自分だけに情報や経験が集約され、僕でなければ経営できない会社になっている。今は16人の次期社長候補がちょうど研修プログラムを受けている段階です。
藤田:僕や役員の取材に同席してきた広報を中心に、どのように僕が意思決定をしてきたかを言語化している形です。意思決定の際にわざわざ説明してこなかった思考回路や優先順位付け、決定プロセスを、今になって書き加えているとも言えますね。
もちろん、次期社長には“引き継ぎ書”を読んで、同じことをやってほしいわけではありません。まず、どのように会社として成立しているかを深く理解したうえで、“守破離”のように自分のやり方を出していけばいいと考えています。
引き継ぎは“誰を選ぶか”より、“引き継ぎ可能な会社”にすることが重要です。
以上引用。
私が気になった部分を引用したのですが、その中でもポイントは二つありまして・・・
・『社長を続ければ続けるほど、自分だけに情報や経験が集約され、僕でなければ経営できない会社になっている。』
・『引き継ぎは“誰を選ぶか”より、“引き継ぎ可能な会社”にすることが重要です。』
私の会社と藤田さんの会社を同列に語るのはナンセンスであることを認めた上で、それでも敢えて書かせていただくと、まあ、何となくは分かっておりましたが、これでハッキリと私の会社の事業継承が上手くいくはずがないことが分かりました。
その理由が上記に集約されております。
私も最初の頃は、事業継承では創業者の情熱というか価値観というかそんなものを引き継ぐことが最も重要だ、みたいな感じで思っておりましたが、もちろんそれはそれで大切なのでしょうけど、それだけで全て解決できるというわけではない。
そもそもその情熱や価値観といった抽象的なものを具体化、言語化してこそ初めて相手に伝わるわけでございまして。
まあ、私が考えてもしょうがない問題なのですがね。
堀江貴文・藤田晋「心を鍛える」
リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」
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