理容室の平均利用金額で何を思う


美容室専売品を扱う私の会社ですが、例外もございまして、一部、エステティックサロン、理容室になんかも材料を卸しております(個人的には「サロン」と名のつくところには全て卸したい)。で、ある理容室オーナーさんは、数年前から病院や介護施設の訪問理容に取り組み始めました。もちろん、既存店舗の売上減少をカバーするためですね。

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平均利用金額は「1000円~1999円」が46%

「全理連情報」No.63 
全国理容連合会は消費者動向調査「全理連情報」No.63(令和4年度版)を2022年12月発表した。

直近1年間に理容店を利用したユーザーを対象にした調査で、利用状況、各サービスの満足度、利用店の満足度と利用意向、コロナ禍の利用実態などについて調べた。

主なサマリーは次の通り。
・利用頻度は「2~3か月に1回」が57%で最多。
・1回当たりの平均利用金額は「1000円~1999円」が46%で、半数近くを占める。
・利用する店の決定理由は、「自宅の近く」39%、「価格が安い」25%、「行きつけ」17%の順。ネット(ホームページ)やキャッシュレスなどは少ない。
・利用店の満足度(非常に満足+やや満足)は、カット、シャンプー、シェービング、セット、マッサージで60%以上が満足。「まゆ毛カット」は72%が満足だった。
・接客に対する不満で最も多かったのは「話したくないのに話しかけてくる」(17%)だった。
・訪問理容サービスについては、「必要なら自分も利用したい」が57%で、全体的に肯定的だった。
・コロナ禍での利用頻度は、「変わらない」が70%で、のびた人は29%だった。


以上引用。


上記は、理容室に関する記事。理容室は、1990年代後半から、その数が減少傾向に入り今に至っております。まあ、その反対側では、美容室が増加傾向にあるのですが・・・

元々は、美容室はパーマ屋さんだったわけで、カットを全面に押し出す存在ではなく、カットといえば、むしろ、理容室の専売特許のようなものでした。

それが今では、美容室こそカット、みたいなノリがありますがね。

そんなこんなで、理容室にカットで来店するであろうお客さんも美容室へと流れている。しかも、上記のように半数が2000円以下の単価でしかない。

単価の低さは、数でカバーするのが鉄則でしょうが、その数でカバーが出来るはずもなく(来店サイクルも長い)、しかも、カット専門店の存在があったりして・・・

となると、冒頭に書いたように、既存店舗の売上の減少をどこかで補填するか、真正面から向き合って集客に力を入れるか、といったところでしょう。

まあ、この辺は何も理容室の話ではなく美容室にも普通に当てはまることで、美容室の場合は、ヘアカラー専門店の存在がありますしね。

私としては、真正面から「集客」と向き合うしかないと思うのですがね!?





鈴木祐「進化論マーケティング」




リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」





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