営業しなければお客さんは来店しない
今年、私の会社では、一部製品を値上げしました。製造に関するあらゆるモノの仕入れ価格が上昇したことを受けて(コロナ、戦争、円安、などによる輸入物価上昇)、現行の価格での販売が難しくなった、というのが最大の値上げの理由です。ただ、私の会社だけがそういった煽りというか影響を受けているわけではなく、大小問わず多くの企業でも値上げ、となっております。
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昨今の値上げせざるを得ない理由があるにせよ、やはり、客離れを気にするあまり中々値上げに踏み切れないところもあるようです。
『「どうやって店を回していこうか…」ラーメン1杯の“粗利益”ほぼ半減…物価高騰の影響あらゆる業種に【2022年、現場は今】』
新型コロナの感染拡大や円安による物価の高騰は、静岡県内のさまざまな業種に影響が広がり、私たちの財布の紐もかたくなっています。数種類の塩をブレンドした「塩そば」が自慢の静岡市駿河区のラーメン店です。オープンから9年。2022年は、悩むことが多かったといいます。
<「麺処 汐のや」店主 寺田浩光さん>
「うーん…記憶にないぐらい、すごい考えていた。何を考えていいかも分からないくらい、ずっと考えていた。どうやって店を回していこうか」
悩みの種は、コロナ禍で沈む飲食業に追い打ちをかけた物価の高騰。ラーメンに欠かせない麺の価格は、1年前と比べると約20%値上がりしています。さらに値段が上がったものも…。
<「麺処 汐のや」店主 寺田浩光さん>
「食用油とラードが両方、2倍以上値上がりしている。3,000円前後ぐらいだったのが、6,000円以上、高くて7,000円弱ぐらいに値上がりしている」
この店の「塩そば」は1杯700円(税込)。1杯に掛かる経費はオープン当初、麺が50円、スープとトッピングが200円、光熱費が40円、となっていて、粗利益は410円でした。ただ、現在はすべての食材と光熱費が値上がりし、粗利益は236円。170円あまり減りました。来店客の、ある行動でも物価高騰を感じるといいます。(後略)
以上引用。
「いかに利益を出すか」が民間企業の正義だと思っている私ですが、利益が出なければ企業なんてものは存続できません。
記事にあるように当の本人が、粗利益「236円」で今後もやっていけると判断すればそれでいいでしょうし、いやいや、無理でしょう、って判断すれば値上げすればいいだけの話だと思います。
もちろん、(値上げに踏み切れない)気持ちは痛いほど理解できます(共感はできないけど)。ただ、気持ちだけで商売は出来ないのも現実です。
結論としては、普通に値上げするしかない。
しかも、今後更に、モノの値段が上がることが言われていることを考えればなおのこと。
そして、店舗ビジネスの永遠の課題である「集客」に真正面から取り組むしかありません。
良い商品、というか、ある程度の価格帯(ここでは安いという意味です)であれば、お客さんが勝手に来店して、しかもリピーターにもなってくれる、と無意識に考えているようにも感じてしまいます。
モノやサービスを売る(認知してもらう)には、営業をしなければなりません。
(集客)営業から逃げていては先はないと思うのですが・・・
鈴木祐「進化論マーケティング」
堀江貴文「死なないように稼ぐ。」
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