年齢の可変性
「ライフ・シフト」を読んで、「年齢の可変性」なる考え方を知りました。つまり、年齢による決めつけをやめましょう、ということ。何故、そんなことを考える必要があるのかというと(詳しくは「ライフ・シフト」を読んでみて下さい)、平均寿命が長くなり、健康寿命も延びてくるので、年齢と自分のやっていることがミスマッチなってくるから、だとか。
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例えば、「今、大学に通っています」と聞くと無意識に20歳前後の人を思うはずです。そうではなく、年齢の可変性とは、何歳になっても大学に通うことができる、みたいな感じです。多分?
これまでは、ライフステージなるものは3つあって、「教育→仕事→引退」となっており、それで何ら問題はなかった(そんなに長生きしなかったから)。
ところが、以前に比べて人が長く生きるようになって、しかもテクノロジーの進化が伴い、3つのステージの生き方が上手くいかなくなってきている、というか既にして上手くいかない。
なので、年齢と従来であればやっていたであろうことを固定しない生き方、これをマルチステージといって、年齢とステージを固定化せずにステージの移行を繰り返しながら長く働く生き方が望ましい、ということで。
まあ、そうはいっても私を含めて多くの人は、そんなことが出来ればいいけどね、ぐらいにしか考えていない、というか、3つのステージ、マルチステージって何?って感じだと思います。
『何歳まで働きたいですか? 40~50代に聞いた』
Q.E.D.パートナーズ(神奈川県川崎市)は、40~50代の人を対象に「老後」をテーマにしたアンケート調査を実施した。「何歳まで働くつもりでいるか」という質問に対し、「働ける限り続ける」と回答した人が最も多いことが分かった。
人生100年時代と言われているが、何歳まで働くつもりでいるかと聞いたところ、「働ける限り続ける」(44%)がトップ。次いで「1日も早く引退したい」(22%)、「65歳まで」(17%)と続いた。充実した老後を過ごすために最も重要だと思うものを尋ねたところ、「お金」(57.1%)、「最良なパートナー」(33.2%)、「仲間」(9.7%)という結果に。老後にどのような不安を感じている人が多いのだろうか。この質問に対し、「金銭面」(71.0%)、「健康面」(25.0%)を挙げた人が多かった。
「金銭面」と答えた人からは「このまま年金受給の日まで生活費を稼げるのか、不安で仕方がない」「主人が退職したらどうなっていくのか、やっていけるのか考えると不安になる」「子どもの教育費も貯めていないのに、老後の資金なんて不安しかない」といったコメントがあった。
「健康面」と答えた人からは「単純に長生きしたいのではなく、健康的に長生きしたいから。老後にお金と時間があっても健康がなければやりたいことができないから」といった声が寄せられた。
インターネットを使った調査で、40~50代の男女200人が回答した。調査日は12月15日。
以上引用。
まあ、そうでしょうねぇって感じのアンケートですね。
健康寿命は、「肉体・精神・社会(とのつながり)」の3つの要素で決まると言われていて、「ライフ・シフト」でも3つの要素を割と重要視しているように私は感じました(ちなみに「ライフ・シフト」で3つの要素は言及しておりませんが)。
人生において、お金も必要で大事だけど、健康面、つまり、肉体と精神はもっと重要かもよ、みたいなことも「ライフ・シフト」には書かれてあって、それはつまり、健康でなければ働きたくても働けないみたいな話です。
ただ、長く健康でいられることは自分自身の置かれている環境が非常に影響するらしいので(例えば、ストレスがかかりすぎる職場とかは考えもの)、だからこそ「社会とのつながり」が健康寿命には外せない要素なのでしょう。
ということで、体(健康)は唯一無二の資産であることは間違いありません。
「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」
リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」
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