続 年齢の可変性


前日のエントリーでは、「体(健康)は唯一無二の資産であることは間違いありません」と締めくくりました。一日でも長く働くためにも健康第一であると・・・ただ、健康だけならば若者にアドバンテージがあるわけで、どうせならば働くことによって何らかのスキルようなものが積み重なり、「ライフ・シフト」でいうところの結晶性知能を獲得することが理想ではないかと。

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「ライフ・シフト」では、資産には有形資産と無形資産のバランスを考えることが重要であると書かれてあります。

有形資産とは、貯金や不動産などの金融資産のこと。

無形資産とは、生産性資産、活力資産、変身資産の3つ。

生産性資産:スキル、知識
活力資産:健康、家族や友人関係
変身資産:多様性のある人脈、オープンマインド

健康第一ではあるものの働くとなると、スキル、知識、人脈が必要となるのは当然であって、起業ならともかく企業が採用するとなると健康だけではインセンティブとはならず・・・


60歳以上の採用は38%止まり 就労環境不十分、民間調査

新型コロナウイルス禍が本格化した2020年4月以降、60歳以上を採用した企業は38%にとどまることが民間調査で分かった。政府は就労意欲がある高齢者の就業機会確保を推進するが、環境が十分に整っていない状況が浮かんだ。

人材総合サービス会社「スタッフサービス・ホールディングス」が10月下旬、インターネットを通じ、企業(250社の経営者・管理職)と個人(60歳以上の男女250人、就業の有無を問わず)にそれぞれ尋ねた。企業のうち、20年4月以降に60歳以上を採用したのは38%、採用していないのは62%だった。


以上引用。


物事には本音と建て前がございまして、建て前として「年齢なんて関係ない」とはいうものの、雇用を考えると本音ではまず「年齢」かなと。

健康だけが取り柄の60歳を採用するよりは、健康だけが取り柄の20歳を採用しませんかね、普通に。だって、伸びしろが違いすぎませんか?現実問題として。

高齢者になっても働くことが当たり前になる今後の状況を考えれば、60歳以上でも雇用される人材でいられるように、自分の武器になるスキルを持っておくことが必要となるはずです。

ただ、現実には、ひとつの企業で働いていました、の経験をもつ人間が多いように思うので、その経験が転職でも通用するかというとそうでもないように私は感じ取れてしまい。

年齢が上がれば実際には転職も困難だし。

やはり経験だけではなく学び続ける姿勢がないと難しいのかなと思います。スキルや知識も大切ですが、それ自体もすぐに古びてしまうとか通用しなくとなるわけですから、だからこその「学び」であり、それを続けることだと思うのです。

まあ、ならば、お前はそれが出来ているのかって問われるとかなり微妙ですが・・・





「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」




リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」





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