売上と利益と値上げ
「行列のできる飲食店」がありますが、他の国では行列ができるほど人気があるなら値上げするのが普通だという。値上げすればお店は儲かるし、お客さん側も本当に食べたい人が待たずに食べられる。座席数と営業時間が決まっているので、行列をいくら獲得しても売上げは頭打ちとなるわけで・・・
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それでも頑なに値上げしないのは何故なのか?
行列自体を誇りと思っているのかしら、それとも単に失客が怖いのか?
それでも昨今のコロナ禍からの輸入物価上昇は洒落になっておらず、値上げをしなければ生き残れないはずで、これは、まあ、理美容業界でも同じでしょう。
『四分の一を超える理美容店が値上げを予定』
食料品や光熱費の値上がりが続いているが、理美容業も昨年は1割を超える店が料金を値上げし、今年は四分の一を超える理美容店が値上げを予定している。
日本政策金融公庫が2022年12月に発表した価格動向調査による。
同調査は2016年から実施しており、2021年までは値上げ実施店の比率は理容業美容業とも一桁台で推移してきた。料金据え置きが9割前後と多い。
2022年は値上げを実施した店は理容業で11.2%、美容業で15.3%あり、実施率が急上昇した。用剤などの値上がりもあるが原価比率の低い業界なので、諸物価の値上がりの影響を受けた可能性が高い。
また今年、値上げを見込んでいる店は、理容業で26.0%、美容業で28.5%ある。予定通り実行されれば、業界の四分の一を超える店が値上げに踏み切ることになる。
以上引用。
確かに、値上げすれば失客は起こります。私の会社(美容室専売品の美容メーカー)の話で恐縮ですが、(冒頭にあるような人気店ではありませんでしたが)過去2回値上げを行い、その都度、失客は起こりました。
でも、そんなものです。
今回もどれだけ失客するか、かなりの不安はありましたが、意外な程に失客は起こりませんでした(ただ、購入サイクルは長くなりましたが)。
何となくですが、理美容室の場合は、売上を取るのか、利益を取るのかって感じが透けて見えまして、多くが、失客を恐れて価格据え置きで売上を優先しているように思います。
値上げしてお客さんが減っても利益が変わらなければいいのですが、やはり、何というのでしょうか、現場で忙しくしていなければ不安になるのでしょう。利益は下がったけど、忙しい方がまだマシみたいな。
ただ、現状としては潔く値上げするしかないような状況だと思うのですが?
「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」
リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」
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