白髪は染めるがベターなのかも?
老化というと、顔のシワが増えたり筋肉が衰えたり、臓器の機能が低下して病気にかかりやすくなったりすることをイメージするのが極々一般的だと思います。ちなみに、生物学ではこのような加齢に伴う現象を「個体老化」と呼びます。
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この個体老化ですが、加齢に伴い身体に出てくる現象は千差万別、人それぞれであり、若いのに薄毛、白髪になったり、ある程度の年齢に達してもフサフサで割と白髪も少ない人もいたりします。
つまりは、老化と加齢は分けて考える必要があるということ。
その老化とも加齢現象とも、まだ結論?が出ていないのが白髪でございます。
『「白髪予防」にワカメを食べる人が知らない真実 なりやすい人「遺伝、ベジタリアン、飲酒、喫煙」』
外見上「白髪の多さ」というのは老化の象徴のようにもなっていて、若々しく見られるために白髪染めをするという人も少なくないと思います。白髪は目立ちやすく高齢になればなるほどその頻度が高いので、「老化」を示すものと思われるのも無理はありませんが、実際のところ、白髪と体の老化の関連性というのは知られていません。
白髪のメカニズムを少し掘り下げてみると、そもそも髪の毛の黒は、「メラニン」と呼ばれる色素で構成されています。この色素が上手にできれば黒い髪の毛になります。この色素を作っている細胞(メラノサイト)が毛根にいて、その細胞の働きで髪の毛の黒が維持されているのです。しかし、メラニンの工場として機能しているこの細胞の働きが何らかの原因で悪くなり、メラニンをうまく作れなくなると、白い髪の毛が生え始めてしまいます。(後略)
以上引用。
白髪のメカニズムの説明としては教科書通りの内容かと。
さて、白髪の原因として栄養不足が指摘されているのは周知の事実であります。色素(形成)細胞が機能してメラニン色素をつくるには十分な栄養が必要であると。その栄養分が不足すると細胞が正常に働かないので結果として白髪になるのではないのでは?ということ。
今回の記事からも分かるように、どうやらこの栄養不足説に関しても、まだまだ研究が必要のようです。
とはいえ、現実には栄養不足説に関する情報、商品が既に世の中に出回っているのも事実でして・・・
例えば、白髪の予防や改善につながると謳われているサプリメントなんかはその最たるものかと思います。
このサプリメントの背景には、もちろん栄養不足説もあるようですが、「抗酸化物質」が白髪に効く、があるようです。
ただ、今のところ白髪に効くと実証されたサプリメントはゼロとのこと。
記事で取り上げているように「遺伝、ベジタリアン、飲酒、喫煙」を白髪の原因として列挙していますが、遺伝はともかくライフスタイルを変更することでの白髪の予防となると、現実には出来ない人が圧倒的に多いはずなので、その辺を考慮すると白髪が気になるのであれば普通に美容室で染めるのがベターな選択なのかもしれませんね。
そうしてもらう方が、私もカラー剤を美容室に売っている身としては助かるので!?
デビッド・A・シンクレア「LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界」
アンドリュー・スティール「AGELESS(エイジレス):「老いない」科学の最前線」
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