傷まないわけがない美容の技術
コロナ禍からの輸入物価上昇により、昨年は技術料金の値上げに踏み切った美容室もあったかと思います。巷では、今年は四分の一を超える理美容店が値上げを予定しているとかしていないとか!?その一方では、多くの方々は可処分所得が増えていないわけですからどの支出を減らすかを考えているのも事実でありまして。
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『サロンの支出は、抑えたくない!?値上げの波でサロン消費は、変化する?』
上記リンクは、ホットペッパービューティーアカデミー「研究員コラム」です。そちらでは、消費者の支出を示す「家計調査」とサロンの料金を示す消費者物価指数のデータから最近の動向を分析しております。
正直なところ、この分析では何も分からないなぁと。
美容室は、技術料金の金額自体もさることながら来店サイクルがものをいいます。
まあ、技術料金が値上がりしたところで利用を渋る人は少ないでしょうけれど来店サイクルは引き延ばすのではないでしょうかね?
2月1日のエントリーで取り上げた「スマートサロン事業」ではありませんが、美容室を単なる美容技術が出来る場所ではなく、小売店、つまり、モノを売る場所にする方向性は、来店サイクルの長期化をカバーする流れでしょう。
ただ、美容室で“傷まないとされている”技術を受けて「ホームケアが必要ですよ」という物凄い矛盾があったりしますが、実際には傷むし、ホームケアもやっぱり必要なわけで・・・
というような流れは以前からずっとありまして、傷む傷まないを論じる時点で時代遅れ的な感じになっている美容室もちらほら感じる私であります。
そもそもが毛髪の組織をいたずらに変えてしまう美容技術が傷まないわけがない。
そこを認めつつ、というか事実だし、ちゃんと説明できる美容室が生き残るのかと思います。
そして、そこを説明できればホームケアとの矛盾も起こらない。
今後、美容室経営は、技術料金の安さとお客さんの回転率でどうにかなる世界ではなくなるので、美容室の何で集客できるかを考え直す必要があるでしょう。
ありふれた言葉でいってしまえば、付加価値とか差別化ってことなんでしょうけれど。
但し、それを生み出すには、付け焼刃的なものではなく普通に勉強が必要でしょうけれど・・・
モンティ・ライマン「皮膚、人間のすべてを語る」
鈴木祐「進化論マーケティング」
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