バイアスと価値観


ビジネス用語として浸透している「バイアス」とは、人の思考や行動に偏りが生じることならびにその要因とされています。例えば、「後知恵バイアス」は、物事が起きたあとで「そうだと思った」などと、まるでそのことが予測可能だったと考える心理的傾向のこと。

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もうひとつ、「正常性バイアス」は、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したり、集団と異なる行動を取りにくい心理状態のこと。

さて、上記二つのバイアスと関係があるかどうかは分かりませんが、私が日頃から意識していることがあります。それは、価値観。もちろん、普遍的な価値観も存在するのかもしれませんが、私にとっては時代背景などによってコロコロ変わるものだと捉えております。

なので、現在の価値観で当時(最低でも10年前とか?)の物事をはからない、判断しないようにしております(出来ているかどうかは別にして極力意識しております)。

さて、最近このようなニュースがありました。

ツーブロック禁止の中学、新年度ゼロへ 福岡市教委が校則見直し公表

福岡市教育委員会は1日、市立中学校と進めてきた校則の見直しについて、検討結果の概要をまとめて公表した。今年度中に、市内69校すべてで「合理的説明ができない校則」をなくすことができるという。(後略)


以上引用。


『合理的説明ができない校則』

こんなものが校則に存在すること自体がおかしいとは思うものの、百歩譲ってこの校則が出来た当時では合理的説明がついていたのかもしれません。

ただ、それが時代とともに説明がつかなくなってきた。しかし、それは多くの人、今回は中学生を取り巻く大人たちは気づいていているにも関わらず、何というのでしょうか他人事。

今回の校則見直しが、どのような経緯をたどったのかの詳細がこの記事からはよくわからないのですが、少なくとも誰かが声を挙げたことが切っ掛けだったのかなぁと。

また、このような記事もあります。

コロナ禍で生まれた あの“新習慣”「5類」でどうなる?

コロナ禍の3年で生まれた“新たな習慣”や“生活様式”。「5類」に移行したあと、どうなっていくのでしょうか。

マスク“自由化”のオフィスでは?
飛まつ対策のアクリル板は?
“消えた”ハンドドライヤーは?

最前線を取材しました。


以上引用。


ということで、上記について、私の考えでは、次第になくなっていくとは思います。一部では、その新習慣とやらをなくしているところもあるようですし、ただ、全体としては、新習慣が蔓延って?いるようです。

どうせ、いつかはなくなるであろう新習慣を「後知恵バイアス」「正常性バイアス」そして、(新習慣が)なくなったときにつくられる新たな価値観を振りかざして、したり顔で批評するようなことだけは避けようと思っております。





スティーブン・ジョンソン「EXTRA LIFE なぜ100年で寿命が54歳も延びたのか」




ジェフ・ホーキンス「脳は世界をどう見ているのか」





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