商品を知るきっかけ
今あるモノやサービスを自らの手で販売してくのも大変なのに、世にないモノやサービスを創造し、市場に浸透させていくことは並大抵のことではありません(起業であり事業をつくるという意味)。ただ、双方に共通するのは、兎にも角にも営業をしなければならないということ。残念ながら、良いモノやサービスであっても、その存在が知られていなければ、勝手に人が認知してくれることなどありません。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
コロナ禍となって、外出が怖くてAmazonでしかモノを買わない人もいたかもしれません。
Amazonでしかモノを買わない人にとって、Amazonにモノがなければ、たとえ楽天で取り扱っていたとしても、その人にとっては、そのモノはこの世の中に存在しないに等しいわけです。
モノやサービスの良し悪しもさることながら、それ以前の問題として、知られているか(認知)ということ。または、知らせているか。
ということで、以下となります。
『「その商品、どこで知りました?」13カテゴリに分類した調査で分かったこと』
電子チラシサービス「Shufoo!」などを展開するONE COMPATH(東京都港区)は、商品探しに関する調査を実施した。その結果、商品を知ったきっかけは「TV・ラジオ」が最多で、化粧品のみ「SNS」で知った人が多いことが分かった。本調査は実店舗を巡って商品を探した経験や、その前後での行動について、商品を13のカテゴリに分けて調査した。特定の商品を求めて複数店舗を探し回った経験があるか聞いたところ、半数以上の人が「ある」(52.5%)と回答した。探し回った経験のある商品カテゴリは、「食品・健康食品」(59.6%)が最多となり、次いで、「飲料・お酒」(30.6%)、「日用品」(23.5%)と続いた。
探し回った商品を知ったきっかけを尋ねると、「TV・ラジオ」が13カテゴリ中7カテゴリで最も多く、「化粧品」のみ「SNS」(35.1%)が最多となった。商品を買える場所を調べた方法では、「Google・Yahoo!検索」が全カテゴリで1位となった。
上記の調査結果から同社は、「『TV・ラジオで見聞きした商品を、ネット検索で買える場所を調べる』という行動が一般的になっているといえそうだ」と分析する。一方で化粧品については、SNSで商品を知った人が買える場所を調べるとき、「Google・Yahoo!検索」(50.9%)と僅差で「SNS」(49.7%)が多いことが分かった。化粧品に関しては、認知する方法も買える場所を探す方法もSNSが頻繁に活用されていることがうかがえる。
以上引用。
『商品を知ったきっかけは「TV・ラジオ」が最多で、化粧品のみ「SNS」で知った人が多いことが分かった。』
「TV・ラジオ」強し、といったところでしょうか。
ネット以前、スマホ以前の時代では、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌から商品を知るきっかけが殆どだったはず。消費者からすれば、それらの媒体に共通するのは、情報が一方的に流れてくるということ。
ところが、ネットからのスマホ普及によって、消費者側から情報を取りに行くことが可能となったわけです。
その顕著なる例が「化粧品」では見られたということなのかなと。
ただ、商品を探す・買う場所を調べるのは「ネット検索」が殆どで、そこで更に情報を吟味しているのかもしれません。
冒頭でも書いたように知らせることは、兎にも角にも重要ではあるものの、知らせただけ、知られただけでは、必ずしも購入に繋がるわけではないので(購入されない方が多いと思います)、だからこそ営業が必要となるはずです。
知られて勝手に売れていけば誰も苦労はしないという。
望月智之「2025年、人は「買い物」をしなくなる」
望月智之「買い物ゼロ秒時代の未来地図―2025年、人は「買い物」をしなくなる〈生活者編〉」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
コメント