丸投げ対応


コロナ感染対策としてのマスク着用が、3月13日から「個人の判断」が基本?となります。長崎県内の鉄道会社やバス会社などは、政府の方針を前提に対応を検討、とのこと。方針では、列車や路線バスなど混雑する公共交通機関内ではマスクの着用を勧めています。一方で、座席が割り当てられる飛行機、船、高速バス、タクシーなどでは個人の判断に任せるとしています。

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マスク着用 “3月13日からは個人の判断で” 政府が決定


これを受けまして以下のような対応となっている模様(少し長めですが引用しました)。


マスク着用ルールの緩和まで1週間 美容室では3月13日以降もマスク着用求める店も… 各社おおむね“客の判断” “従業員はマスク推奨”

マスク着用のルールの緩和まであと1週間。多くの企業がその判断を客に委ねますが、今後も、着用をお願いする店もあるようです。

政府は13日以降、マスクの着用について個人の判断に委ねる方針です。

■流通各社「客は個人の判断」「従業員は着用を推奨」

コンビニ大手のセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンは入店時に求めていたマスク着用を13日からは客の判断に任せる方針です。ただし接客にあたる従業員には、当面、着用を推奨します。

デパートでは高島屋や大丸松坂屋百貨店、外食では日本マクドナルド、回転寿司大手のくら寿司も同様の対応をとる方向です。

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」もマスク着用の判断は客に任せ、従業員は着用します。

■航空各社は接客時でもマスク着用は従業員の判断

一方、接客時のマスク着用について従業員に判断を委ねるのは航空各社です。業界団体が作るガイドラインに従い、機内や空港でのマスク着用を従業員が個々に判断するということです。

■鉄道は?

東京メトロは、13日から個人の判断に委ねられることが基本となっているため、これまで行っていた客へのマスク着用を呼びかける案内等は行わない予定です。従業員については、事業継続の観点から、原則業務時間中はマスクを着用するということです。

■客にマスク着用求める美容室

一方、今後も客にマスクの着用を求めるのは美容室を全国展開するTAYAグループです。接客距離が近いことから13日以降も、従業員はマスクを着用します。また、特別な事情がなければ客にもマスクの着用を求めます。

■職場で対応分かれる

NTTグループは現在もパーティションがあり2メートルの距離をとれば、マスクは不要ですが、13日以降は社内ルールは設けず職員個人の判断に委ねます。一方、明治安田生命は13日以降も社内ルールは変えず、営業職員だけでなく本社などに勤務する職員もマスク着用を原則とします。

■世論調査で半数超が「できるだけマスク着ける」

JNNの世論調査では、ルールの緩和後はマスクを「できるだけ外す」と答えた人は21%、今後も「できるだけ着ける」と答えた人が55%となっています。


以上引用。


各対応を見ても、でしょうね、としか言いようがないというか。

そもそも論として、マスク着用は任意だし、最初から「個人の判断」なわけです。

それを要請という言葉を用いて強制してきたにも関わらず、というかそうだからこそ最後も「個人の判断」で誤魔化してくるという。

中々巧みな戦略だと感心するばかりです。もちろん皮肉ですけど。

一言でいえば、政府の責任放棄(丸投げ)ってことなんでしょう。

これで、批判の対象が各個人とか団体とかになって、批判の矛先は政府にはならないわけでありまして、またもやマスク着用時における国民と国民がいがみ合う形となるんでしょうかね?





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