創業100周年と進取の気性
前日のエントリーでは、企業の平均寿命が短命化していることを取り上げましたが、本日は、その真逆である長寿化を取り上げてみようかと思います。さて、田宮寛之さんの「無名でもすごい優良企業」によれば、老舗といわれる「業歴100年企業」において、生き残るために必要なものとして多くあげられることの一つに「進取の気性」があるといいます。つまり、変化を恐れないことが企業としての「長生き」の秘訣というわけです。
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進取とは「自ら進んで物事に取り組むこと」をいいます。
『2023年の“全国の周年企業” 100周年は2,649社、100年超は4万2,966社』
2023年に創業100周年(1923年創業)を迎える企業は、全国で2,649社あることがわかった。農林中央金庫や富士電機、富国生命保険、高砂熱学工業などの大手から、菓子卸の髙山、プラントエンジニアリングの東芝プラントシステム、住宅資材のジューテック、化学メーカーのオー・ジー、自動車用変速機部品では世界最大手のエクセディ、カレーなど食品加工のヱスビー食品など、各業界の実力企業が顔を揃える。(後略)
以上引用。
こういった内容を受けると私の場合、チャールズ・ダーウィンの『生き残れるものは強いものでも賢いものでもない。変化に対応できるものだ』を思い出さざるを得ません。
進歩が大切なのか進化が問われているのか、みたいなところがあって、私の解釈では、進歩は上を目指すこと、進化とは文字通り進みながら化けること。
ダーウィンによれば、変化に対応できるものが生き残っているわけで、それを進化というわけで、上を目指す場面と化ける場面がビジネスではあるわけで、今回のコロナやら戦争やらは、化けるに重みを持ちつつも上を目指す必要もあるような。
今の業態とかビジネスモデルの延長で勝てる見込みがあれば、それは進歩だし、勝てる見込みがなければ変化しなければならない。つまりは、進化しなければならない。
というわけで、そんな時代の流れの中で、進歩と進化を経て「創業100周年」を迎えることが出来たのでしょう。
素晴らしい、の一言であります。私自身も見習わねばなりません。
帝国データバンク情報部藤森徹「あの会社はこうして潰れた」
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