雰囲気を意識する
美容室は、来店するお客さんを美容の技術によって満足させる時代から、いかに来店(集客)させてお客さんを全てにおいて満足させる時代に突入しているように思います。つまり、美容の技術を提供するだけの空間から、心地よい体験(技術)のできる空間を提供できるかが問われているのではないかと思う次第です。
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というわけでありまして、長年美容室と携わってきて感じることがございまして。
多分、美容ディーラーの営業マンならとっくに察しがついているかと思いますが、美容室は店内の雰囲気が全てだということです。
利用者だろうが取引業者だろうが、そのお店に一歩足を踏み入れるとお店独特の雰囲気を感じるものです。
面白いもので、お客さんが誰もいないにも関わらず何となく活気があったりする。逆に、お客さんがいるにも関わらず殺伐とした雰囲気が漂っていたりもする。
「結局はそのお店の人なんです」なんて短絡的なことを言いたいわけではなく、雰囲気ってものは当事者は中々気づきにくいものだということ。
『「この会社、もうダメだ」……社員のやる気をなくす職場の決定的な特徴』
“入社したときはやる気がみなぎっていた人が、やる気をなくしていく”。私は、いろいろな職場を見てきて、その原因の多くに、「職場風土」が関わっていると感じています。職場風土は、部署やチームの社員同士の長年の関係性によってつくられる、ある種の文化です。
例えば、活発に意見交換ができる職場なら、社員が互いに相談や連絡をかけあう声で、活気づいた職場風土になります。ワンマンな上司がいる職場では、社員が上司の様子や機嫌をうかがったりする職場風土となります。また、一切自分の仕事以外のことは考えない人ばかりだと、交わされる話は形式ばった、事務的なものに限られ、お互いにドライでどこか冷めた職場風土となります。叱責が職場に響きわたれば、どんな職場風土になるか想像しやすいと思いますし、ドライでどこか冷めた職場風土でやる気を維持する難しさも、理解できるのではないでしょうか。(後略)
以上引用。
この記事を一言でまとめると「職場風土」ということでしょうか。私からすれば、風土を雰囲気と捉えます。
記事の内容も「ホントその通り」の連続で、だからこそそれを実践するのは非常に難しいともいえます。
当たり前を当たり前にできることがいかに難しいかは誰もが知るところでしょう。
例えば、工場管理の「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」があります。
そのどれもが、そこ気づかなかったってものは何一つありません。しかし、それを日々意識して行動するのはそうそうできるものではありません。
とはいえ、その5Sを徹底していない美容室に来店しようと思うでしょうか?
もちろん、人はそれぞれに好みがありますから例外はあるものの、大多数は5Sを徹底している美容室を選ぶはずです。
これは何も美容室に限らず、記事にあるよう職場でも当然いえることです。
まずは出来ることから取り組むではなく、出来ることを徹底するしかないのだと思います。
リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」
山口周「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」
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