程々に
営業マンの心構え的なものとして「相手から好かれようとするのではなく、嫌われないようにする」ということを教わりました。人間誰しも好んで嫌われようとする人などいません(多分)。誰だって誰からも好かれたいものです(多分)。ところが、好かれようとする行為の殆どが相手からは嫌がれるものだったりします。
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話をする、話を聞く、この場合、人間は基本的に話を誰かに聞いてもらいたいので、黙って話を聞くのはかなりの苦痛を伴います。
だから、話を聞いてくれる人は好かれます。逆に、いつもベラベラと喋る人は嫌がられます。しかし、当の本人は、そんなことは気づかず、好かれようと思って必死です。
必死になって話せば話すほど嫌われます。
『嫌いな上司の特徴 3位「相手で態度が変化」、2位「自分が正しいと思っている」、1位は?』
上司のせいで会社を辞めたいと思ったことがある人は79%――そんな結果が、人事コンサルティングを手掛けるベクトル(東京都千代田区)の調査で分かった。
今の上司が好きか尋ねたところ、「どちらとも言えない」(44%)、「嫌い」(40%)が多数を占めた。「好き」と答えた人はわずか16%にとどまった。
嫌いな上司の特徴を聞いたところ、1位は「高圧的」(332人)だった。以下、「自分がすべて正しいと思っている」(317人)、「相手によって態度を変える」(272人)、「気分屋」(268人)、「人の意見を聞かない」(266人)と続く。(後略)
以上引用。
「嫌いな上司の特徴」をせんじ詰めれば、話を聞かない、聞いてくれないに落ち着くような気もします。
そもそも聞いてくれないから部下にしても納得感が生まれないのでしょう。
さて、『「好き」と答えた人はわずか16%にとどまった』とありますが、これって正常かなと思います。
感情って時として非常に厄介なもので、好きと答えた人は、嫌いになるしかないわけです。
上司からすれば好かれるは有難いかもですが、その逆になった場合非常に厄介です。
上司からすれば程々に嫌われている程度がいいのかもしれませんね。程々に。
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