間違いなく容姿が全て
日焼け止めの使用を促す際に、皮膚がんのリスクが抑えられるというよりも、見た目(容姿)が崩れなくてすみますよ、の方が圧倒的に日焼け止めを使用する頻度が増すという話を聞いて、そんなもんだよな、と思った次第でした。
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病気よりも自分が周りからどのように見られているかの方が遥かに大事でもあり大切でもあるということなのでしょう。
コロナ感染予防のマスク着用にしても、着用による感染予防効果云々よりも、気にかけているのは周囲の目ということ。
私の勝手な思い込みでしょうが、若者に至ってのそれはファッションの一部といったところでしょうか。
そもそも本気で感染予防でマスク着用をしている健康な人はいないのではないかと。
話が逸れてしまいましたが、日焼け止めの例にあるようにそれをいかに使わせるか、または買ってもらうかを考えることは、ほぼ全ての働く人にとっては命題だと思います。とくに私のような営業マンであればなおのこと。
最近、化粧品販売の極意のような話を聞きました。
『工場では化粧品を作る。店舗では希望を売る』
日焼け止めを使わせる動機付けでも分かるように、皮膚がんの予防より、皮膚の老化を遅らせる効果があると言われるほうが、日焼け止めをつける動機としてはずっと強いわけです。
もっといえば、容姿は人間の本質にかかわる重要な要素で、死ぬリスクよりも深刻に受け止められているということ。
どうりで化粧品が売れるはずです。
皮膚科学を少し勉強した方なら分かる話ですが、皮膚の表面を表皮といいその最上部を角層(角質層)といいます。
これは、一ヶ月もすれば剥がれ落ち新しく生まれ変わるものなのに、その部分にスキンケアといって必死にお金を費やします。それでどうこう変わるはずもないのに。
とはいえ、こういった知識をもつ私でさえもそうとは分かっていてもやはりスキンケアをやってしまいます。
それくらいに容姿は人間の本質なのだと思わずにはいられません。
そんなことを考えると、私自身が美容室に提供しているヘアケアにしても髪の毛本来の健康を目指すなんていうよりも、目ためがピカピカで艶々が圧倒的に美容室にも消費者にもうけがいいに決まっています。
髪の毛の薄い方には申し訳ありませんが、所詮は髪の毛だっていずれ生え変わる表皮の角層と同じでしかありません。
美容室の市場規模は縮小傾向にあるにも関わらず、ヘアケア市場は拡大傾向にあるというのは容姿が本質である私たちにとっては自然な流れなのでしょうね。
モンティ・ライマン「皮膚、人間のすべてを語る」
アンドリュー・スティール「AGELESS(エイジレス):「老いない」科学の最前線」
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