美容室の店販購入率で考えたこと


シャンプーやトリートメントといったヘアケア商品を中心に、最近ではアパレルアイテムや食品、雑貨やコスメ、美顔器といった美容家電など幅広いジャンルの商品を販売している美容室が増加しています。メーカーから仕入れるだけでなく、美容室独自のオリジナル商品を販売しているケースもあります。

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改めて、美容室における店販(お店で物を販売する物販のこと)ですが、それを扱う理由は至ってシンプルで「客単価を上げる」に尽きるわけですが、実際にはそう都合よく売れるものでもありません。


美容室の店販品購入率は16.6%

購入者の年間支払額は他の倍額
店販品を扱う理美容室は増えているが、最近1年間に美容室で店販品を購入した女性ユーザーは16.6%(店販品購入率)で多くはないものの、サロンに支払った年間金額は、未購入者の倍近くあり、店販品購入者はロイヤルカスタマー的な存在といえる。NBBA(全国理美容製造者協会)のサロンユーザー調査2023年(2022年調査)より。

店販品購入率は、2021年は19.6%だったので、2022年は3ポイント低下した。購入回数は年平均2.2回だった。1回、2回が多く、合わせて7割を占める。

購入品(複数回答)はシャンプーが最多で46.7%。ヘアトリートメントは、洗い流す・洗い流さないを合わせると50%になり、サロンの店販品はシャンプー、トリートメントが主流といえる。購入チャネル(複数回答)は、店で直接購入した人が大半で92.6%だった。ネット経由での購入チャネルは10%未満で、やはり店で実際に使っている用剤を手に取って購入しているのがうかがえる。(後略)


以上引用。


この記事が全てを表しているとは思いませんし、しかも店販購入率の割り出し方法もよくわからないので、この数字をもって店販をどうのこうの言うべきではないのですが。

とはいえ、たった1割ちょっとしかいないとなると店販を取り扱う意味があるのかって美容室側はとっくに考えていることでしょうね。多分!?

ネット通販以前の世の中であれば、その店舗でしか扱っていないという強力な意味もあったわけです。

というよりも、美容室専売品というものは時間が経過すると形骸化していきドラッグストアでも扱っていたりするので、ネット云々はもはや関係ないのかもしれません。

ネットにしろドラッグストアにしろ、消費者からすれば便利なものだし、価格が安ければ更に問題ないわけだし・・・

ということでありまして、店販に関しては大昔から誰もが言っているように、一人ひとりのお客さんの髪の状態に合わせて提案するしかないということです。





鈴木祐「進化論マーケティング」




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