エクストラハードモード
2021年の同時期に当ブログで、美容業界では有名な”アノ”田谷を取り上げておりました。本社ビルの売却、33店舗の閉鎖、今後の経営改善策等々。いずれもコロナ禍をどう乗り切ればいいのか、というものでありまして、それから2年が経過。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
『15店舗閉鎖し、売上高は60億万円(前期比7.9%減)』
田谷2023年3月期決算
美容サロン大手で、東証スタンダード上場の田谷は2023年4月27日、2023年3月期決算を発表、売上高は60億04百万円(前期比7.9%減)だった。
営業損失6億19百万円(前期損失は11億06百万円)、経常損失6億02百万円(同11億06百万円)。また、店舗閉鎖に係る費用や減損損失などを特別損失に1億75百万円を計上したことにより、当期純損失は8億04百万円(同純利益3億90百万円)となった。
今期、財務体質の早期改善を図るため不採算店舗の追加閉鎖を行ない、美容室15店舗を閉鎖した。また美容室1店舗(GRAND TAYA GINZA)を新規出店した結果、期末店舗数は美容室70店舗となった。(後略)
以上引用。
田谷の美容室店舗数は、2021年3月末時点で117店舗。このうち3割弱にあたる33店舗を1年以内に閉店しており、上記にもありますが、追加で15店舗の閉鎖。また、1店舗を新規出店。
現在の店舗数は、70店舗。コロナ禍で47店舗を失ったことになります。
ファミリーサロン「Shampoo」は20店舗あったのが、5店舗となっているのが私にとっては特徴的でした。ちなみに、長崎市内にもあった同店舗も閉鎖しております。
コロナ禍での人と人が接触する美容室の運営はかなりのハードモードだったものが、そこに戦争による輸入物価上昇が重なるという、エクストラハードモードに事態は突入してしまいました。
エクストラハードモードでは、美容室では定番化している技術の安売りが困難となり、否が応でも店舗とそこで働く美容師に付加価値をつけなければなりません。
とはいえ、4割の店舗が閉鎖したわけですから、いかにこの3年間が凄まじい状況だったことが分かります。
「2035年の世界地図」
堀江貴文「信用2.0」
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。
コメント