2022年美容室市場規模
ホットペッパービューティーアカデミーによれば、2022年の美容室市場は1兆3445億円だったとのこと。1兆とか聞くと驚くわけですが、その数字を26万軒ともいわれる美容室で分け合っているわけでありまして、それを考えると今度は逆の意味で驚きを隠せず、まあ、ちょっと少ないんじゃないのかっていう・・・
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『美容室1兆3445億円、理容店2768億円 2022年市場規模』
ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)は2023年5月2日、2022年美容サロン市場を発表した。美容室市場は1兆3445億円(前年比+4.1%)、理容店市場は2768億円(同-3.7%)だった。アイビューティ市場は943億円(同+24.6%)と急伸した。コロナ禍のマスク生活がプラスになった。
総務省人口推計に美容センサス調査(同アカデミー)の利用率、1回当たり料金、利用回数を乗算して算出した数値になる。対象年齢を15-69歳としているので、14歳以下、70歳以上の利用者もいる理美容業の市場は、この数値より若干多いものと推測される。
美容室市場は、パーマネントの縮小傾向が続いているが、ヘアカラーの需要やメンズ客の取り込みがあって拡大した。理容店市場は四半世紀以上にわたり縮小しているが、利用率の継続的な低落が原因といえる。美容室理容店あわせた理美容市場は1兆6213億円になり、家計調査の消費支出による推計値に近い。(後略)
以上引用。
『市場規模データ(数字で見る美容業界)』
2018年 1兆3743億円
2019年 1兆4190億円
2020年 1兆4062億円
2021年 1兆2913億円
2022年 1兆3445億円
ホットペッパービューティーアカデミー曰く『コロナ禍で大きく減少した前年から、2022年は前年比104.1%に。男女の客単価が増加し、特に女性は若年層(15~19歳、20代)の「ブリーチ」「インナーカラー」など高単価なカラーによる単価アップの影響が大きそう。店販も好調。』とのこと。
記事でも指摘されていますが、来店率の長期化が美容室にとっては一番の課題のような気もします。
そこを埋め合わせるように、単価アップ作戦を取り入れているようですが、これは同時に、既存客に対して依存というか無理をさせているだけともいえなくもない。
もちろん、人口が減少していく世の中なので、美容の技術を高く売ることが求められているわけですが、とはいえ、周りを見渡すと安売り美容室がいかに多いか。
というか、その前に美容室が供給過剰となっている。
まあ、そんな目の前の現実をどれだけ嘆いても仕方がないので、普通に「失客を減らし、新規を獲得し、来店率を縮め、単価を上げる」ことをやるしかないのではないでしょうかね。
顧客のファン化を目指すべし、なんて話を聞きますが、これって言い方を変えると、信者ビジネスにもなりかねませんよね!?
やはり、良い商品(技術)を提供して、それに見合う対価をもらうようにするしかないと思います。それは、周りで安売り店があったとしてもです。
商品の品質はお客さん判断なので、品質にとらわれ過ぎる、つまり、自分中心にならないようにしなければなりませんが。
この手の話はやりだすと長くなるのでこの辺で止めておきます。
中室牧子・津川友介
「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
堀江貴文「信用2.0」
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