いい加減時代遅れを感じるある調査
未来では、AIやロボットをはじめとするテクノロジーが進化し、人間にとって面倒な仕事はすべてそれらに任せられるようになるという。面倒な仕事であればそれは大いに歓迎すべきであるにも関わらず、どうもこのAIなどにより仕事が代替される話は、仕事を「奪われる」という表現が使用され、人間が人間側を煽っているようで少しばかり不愉快であります。
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『AIに代替されると思う職業 2位「店員」、1位は?』
マーケティング・リサーチを行うクロス・マーケティング(東京都新宿区)は、20~69歳の働く男女を対象に「生成AIに関する調査」を行った。AIに代替されると思う職業を聞いたところ、「財務・会計・経理」(23%)と答えた人が最も多かった。(後略)
以上引用。
冷静になって少し考えれば誰でも分かることですが、今ある仕事がいきなりゼロになることはあり得ません。
私は営業マンですが、AIではなく機械によって奪われて、というよりも便利になった業務内容はいくつも存在しています。同時に、面倒になったものもあります。
つまり、テクノロジーの進化によって今ある仕事の内容が少しずつ変化し、しかも、会社からも顧客からも求められるスキルも変化しているわけです。
例えば、情報の価値も随分と変化して、仕入れる情報がスマホからなのか営業マンからなのかでは価値も異なる。
スマホで検索できるような情報以外に営業マンは情報を仕入れる必要があり、もっといえば、情報から新たな価値を付加して顧客に提示できるようにならなければなりません。
それは、営業マンに限った話ではなく、顧客側も全く同様なことが言えるわけです。
美容師がAIに代替されない職業の代表のように取り上げられていますが、それは代替されないだけの話。
これだけ競争の激しい美容室では、テクノロジーの進化を踏まえた顧客からの求められるスキルの変化に対応できないところでは生き残るのは難しいでしょう。
そして、これは営業マンも全く同じで、テクノロジーの進化を恩恵とすべくどのような営業スタイルを今後確立していくかが問われているわけです。
こうやってあらゆる職業ではテクノロジーの進化に伴って求められるスキルが変化するので、そこを身に付けられない人が脱落していくっていうのが私としてはしっくりきます。
但し、どのようなスキルが求められるかってところは会社単位、個人で模索するしかないでしょう。
それが分かれば誰も苦労しないので。
まあ、今回の記事は、いい加減時代遅れ感が半端ないような気もしております。
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